世界的指揮者、レナード・バーンスタインの言葉です。
この言葉を初めてきいたとき、「なるほど!これは資格試験でも似たようなところがあるかもしれない」と感じました。
というのは、「試験本番まであと○か月しかないけど、間に合うかな~どうかな~」というギリギリな状況で受けた試験のほうが、結果的には合格ラインに滑り込めたことが多いからです。
私自身の経験でいえば、宅建、保育士、管理業務主任者、貸金業務取扱主任者、工事担任者AI・DD総合種、漢検準1級・漢検1級などがそれにあたります。
これらの試験は、試験本番当日までに勉強が間に合うかどうか…正直言って際どい場面も少なくありませんでした。
でも勉強に使える時間が限られていたからこそ、試験によく出る論点・確実に取れるようにしたい論点を優先して、集中して勉強に取り組むことができたように思います。
結果的には優先順位をつけて、無駄のない勉強ができたのが良かったのかなと。
もちろん、ある程度の準備期間は当然必要です。
ですが、準備期間が必要以上に長すぎると、たいていは勉強の効率が悪くなります。
それは、時間が無駄にあり余っていると、どうしても迷いや雑念が生じやすくなるからです。
なまじ時間の余裕があるばかりに「まだ本試験まで時間があるから」とダラダラ過ごしてしまったり、試験にあまり出ない論点の勉強に脱線してしまったり。
それらの「余計な雑念」に振り回された結果、結局は本番直前になっても、重要論点の勉強が満足にできていないまま、試験を迎える羽目になるわけです。
準備期間を延ばした分、結局はただダラダラする時間が増えただけだった(むしろ短い時間を集中したほうが効率がよかった)…となってしまうことも多いのではないでしょうか。
これらの経験を経て、現在、私が試験を受けるときは「試験日から逆算して、現実的に合格点プラスαがクリアできるであろう勉強がピッタリ終えられそうな期間」でスケジュールを組むようにしています。
だからといって、半年~1年かかりそうな難関試験を、1か月でどうにかしろって意味ではありません。
どう頑張っても物理的に時間が足りないスケジュールを組むと「今から頑張ったってどうせ間に合わないし」とハナから諦めモードになってしまうからです。
(それはほかでもない、2010年~2012年にかけて、日商簿記1級を受験していた頃の私ですねw)
でも、3か月勉強すれば受かるだろうと見積もった試験に対して、1年かけて準備するようなことはしない、3か月と決めたら3か月は集中して頑張る、ということです。
体感的には、「頑張れば間に合わせられそう」と感じるくらいの、ややタイトなスケジュールで勉強するのが、時間的なコストパフォーマンスが一番良いのではないかと思います。
コメント
おはようございます。
今回のブログを読ませていただきまして、なるほどな、と思いました。
<「試験本番まであと○か月しかないけど、間に合うかな~どうかな~」という
ギリギリな状況で受けた試験のほうが、結果的には合格ラインに滑り込めたことが
多いからです。
私の場合は『2級知的財産管理技能士』及び『国内旅行業務取扱管理者試験』が
該当しますね。『国内旅行業務取扱管理者試験』については、3度目の受験でしたが………。
ちなみに、『漢字能力検定2級(CBT)試験』は、3月の受験予定を
一度キャンセルし、敢えて2か月近く受験時期を引き伸ばしました。
『漢字能力検定準2級(CBT)試験』の時に、時間不足で最後の2問が
解けなかったためです。
その結果、ギリギリ155点で合格を勝ち取るが出来ました。
なお、『漢字能力検定試験』は、2級で打ち切りにしました。
MTさん
夏休みが終わる1週間前のラストスパートを、7月にできるか?と言ったら多分できないのと同じような原理ですね。
時間に余裕がある時からスパートをかけるのは無理なんですよ。
CBTは自分の都合の良い日時が選べますし、日程も変更できる(CBT-Sは3日前までは時間と日にち、会場の変更ができる)のはいいところですが、安易に日程を動かさない方がいいかなと思いました。
この間、事業承継アドバイザー3級で日程を変更したけど、もうちょっと頑張って早めに合格しておけば良かったかなと。