試験前になるとどうして余計なことがしたくなるのでしょうね。
今回取り上げる本は「磯野家の相続」です。
磯野家およびフグタ家の家系図↓
そうですね。小学生の頃、「カツオとワカメとタラちゃん」が3人兄弟で、「サザエさんとマスオさん」が親、「波平とフネさん」が祖父母なんだと勘違いしていましたね(爆)
だから、「なんでカツオはマスオさんのことを『兄さん』なんて呼ぶんだろう」と不思議でしょうがなかったです(苦笑)
それはさておいて、もし現時点で波平さんが亡くなった場合の相続人は、民法上では、「フネさん(配偶者)1/2」「サザエ・カツオ・ワカメ(子)1/6ずつ」ということになります。
残念ながら、サザエの配偶者であるマスオさんと、その子タラちゃんには一銭も遺産はもらえません。
もし、波平が亡くなる前に、サザエさんが亡くなっていれば、タラちゃんは代襲相続でサザエがもらうはずだった遺産がもらえますが…。
このように、サザエさん一家で例えながら民法の相続例について学べますが、事例がサザエさんのスピンオフ作品を読んでいるようで、なかなか面白いと思いました。
行政書士、宅建、FP、ビジ法等の試験には、民法の相続法が出題されるので、相続関係の問題を解くときは、サザエ一家を思い浮かべると問題が解けるかもしれませんよ!?
ところで、もし、波平が「全財産をタマに譲る」なんて遺言を残したらきっとこうなるのかな…↓
あ、フネさんとマスオさん描き忘れたorz
このケースだと、ペット(タマ)は民法上では「物」なので、相続人にはなれません。
ペットに遺産を残す方法はないかどうかググッてみたところ、「ペットの世話を条件に○○に○○○万円の遺産を贈る」という「負担付き遺贈」という方法もあるみたいです。
ただ、指定された相続人がきちんと世話をしてくれるとは限らないので(特に子供の「世話をする」発言ほどアテにならない)、普通に人間または法人に遺産を残す方がいいと思いますがね…。
相続に限らず、大きなお金が絡むと人格が変わる人はたくさんいますから、予備知識として相続の基本知識は学んでおくといいかもしれません。
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