…って書いてるけど、言語の点数が30点とギリギリだったので、採点する試験官が違ってれば落ちたかもしれないですしね(汗)
そんな自分への反省をこめて、試験前~当日の試験の流れ、練習の際に押さえておくとといいかなと思った点を挙げてみます。
保育士試験の実技試験対策は情報が少ない(市販の対策教材が少ない)ので、来年以降受験する方にとって、少しでも参考になればいいなと思います。
というか私を反面教師にしていただきたいなと(爆)
(注)平成26年度より、言語表現の課題は、「うさぎとかめ」「おむすびころりん」「3びきのこぶた」「にんじん、ごぼう、だいこん」の4つの中から一つを選択することになりました(課題は年度によってかわります)。
また、「求められる力」として、「保育士として必要な基本的な声の出し方、表現上の技術、幼児に対する話し方ができること」という記述が加わっています。
私が受験した当時とは状況が違うので、絵本選びにかかる労力はなくなると思いますが、言語として求められる能力にそれほど大きな違いがあるわけではないと思うので、この記事はそのまま載せておきます。
実技試験3週間前に急遽準備開始!
さてさて、私の場合は、筆記試験に受かっているとは思っていなかったので、実技試験の準備を始めたのが実技試験の3週間前からでした(遅)←この時点ですでに出遅れていますね。
(※人気のある題材を選んだからといって必ず合格点がとれるとは限りません。人気のある「おおきなかぶ」や「3びきのやぎのがらがらどん」を選択して不合格だった人もいるようです。)
やっぱり試験官だって人の子なわけで
私は、あまり多くの受験生が選ぶような本だと、運悪く自分の前の人と被ったら比較されそうで嫌だな(試験官だって人間だから、やっぱり同じ話だと優劣が目立ちやすいのでは…)と思い、イチから題材を探してみることにしました。
大規模書店の児童書コーナーを一通り眺めてみて、3週間で内容を覚えて、本無しで3歳児×20人に口演できるものを選ぼうとしたら…
知らない話をイチから覚えるのはキツいな~
とりあえず世界と日本の童話が何篇か収録されている「3さいの本」という本を買ってきました。(H22言語の対象年齢が3歳児だったので…※以下のイラスト内登場人物のセリフは「3さいの本」より一部引用しています)
そしてその本の中で収録されているお話で、私が内容をおおかた覚えている話を夫の前で一通り読んでみて、夫の感想を参考に検討してみることにしました。
あまり登場人物が多いものは本番で間違えそうで怖いな~
というわけで、この時点で「てぶくろ」は却下
→ねずみ、かえる、うさぎ、きつね、おおかみ、いのしし、熊…?7匹の動物が登場する順番が覚えられないので却下しました。
…ただ「私も入れて!」「どうぞお入りなさい♪」のせりふは夫に大ウケwww
「おいおい、熊が手袋の中に入れるのかよ!その手袋は四次元ポケットか!」とマジツッコミを入れていたw
なるほど、これは言語の題材として人気があるのもわかります。
ただ、順番を覚えたとしても、当日の試験で緊張していると、登場人物を飛ばしたり同じ動物が2回登場しそうな気がしました。
同じ理由で「おおきなかぶ」も、おじいさん・おばあさん・孫娘・牛・いぬ・ねずみ…(だったかな)の順番を間違えそうな気がしたので却下。
話をまとめる時間もないしな~
「3分以内にまとめて~」とわざわざアンダーラインが引かれているのだから、普通の速度で朗読してみて3分を大幅に超過するお話はそもそも却下。
→とても残り3週間で台詞やナレーションを削ってお話を纏める暇がありませんでした。
というわけで「おおかみと七匹のこやぎ」も却下。
普通に読んでたら(唯一助かったこやぎの)
「うわぁぁん(涙)おおかみがやってきて…みんな食べられちゃったのぉ」で終わってしまってこやぎ達が救われないお話になってしまう(苦笑)
ちなみに夫には(狼が)「開けておくれ、おかあさんだよ」と繰り返す台詞がバカウケでした。
「チョークを食べたら声がきれいになるんかいっ!」「粉をつけて前足を白くしたところで狼だってバレバレやんかwww」とツッコミを入れてましたが。
自分の声の質とキャラが合ってないものは難しいな~
「シンデレラ」は却下。というか夫から却下されました。
「いじわるな継母の台詞はハマり役なのに、シンデレラの可愛い台詞が恐ろしく似合ってないな~~( ´,_ゝ`)ww」と却下された。
というか、紙芝居やペープサートならともかく、シンデレラは素話(3歳児対象)には向かないような気がします。
こうして消去法で消した結果、最終候補に残ったのは…
「アリとキリギリス」と「うさぎとかめ」でした。
これだったら、どっちも動物が主人公だから声のキャラが合わないってこともないし、登場人物は2匹しかいないので本番で間違える心配も少ないだろうと。
どちらを口演するかは結構直前まで悩み、両方練習してみた結果、「うさぎとかめ」はどう頑張っても時間が余ってしまうので「アリとキリギリス」にしました。
なんか、選択間違った?
で…実際に「アリとキリギリス」で口演したら30点ギリギリでした。
うーん。これは完全にお話選びを間違えたな。。。
「うさぎとかめ」にセリフを足して3分前後に膨らませて話しをすればよかったかも。
道具や絵本類が一切使えない素話の試験なので、4~5歳ならば、多少なりとも起承転結があるお話もいいんでしょうけど、3歳児には、ごく単純に言葉の響きとか音の繰り返しがある、明るく楽しいハッピーなお話がいいみたいです。
だって「ウサギとカメ」はカメが足の速いウサギに勝ってハッピーエンドだけど、「アリとキリギリス」は最後キリギリスが飢えと寒さで死ぬ話ですからね…orz
私は実技試験まであまり時間がなかったので、とりあえず知ってるお話の中から選べなかったし、ゆったりと間を保ちつつ滑舌良く喋ることで精一杯でした。
なので、ここを読んでる受験生の皆さんは、筆記試験が終わってから、すぐに練習を開始したほうがいいですね。
コメント
はじめまして。保育士の実技試験で言語をやるので検索したら巡り会いました。他の記事もとても面白く参考になりました。ありがとうございます。読み聞かせはある程度慣れているのですが、題材選びに悩んでいました。「おおきなかぶ」だと絵や人形がないと物足りない感じがしていたので、ちょっと頑張って「てぶくろ」か「がらがらどん」をやってみようかと思います。間に合えば。
>katojiraさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
言語の試験を受けられるんですね。何の題材で口演するのかはなかなか悩みどころですよね…。
試験まではあと2週間あるので、「てぶくろ」「がらがらどん」両方練習してみて、自分的に面白い!と強く感じた方を選んでみてはどうでしょうか。
演じる自分が面白い!と感じるお話じゃないと、面白さを伝えるのは難しいと思います。
ちなみに私がもし今言語を受験するなら「どうぞのいす」か「しんせつなともだち」かな~と思ったりしますw
大変参考になりました。有難う御座いました。確かに言語は思った以上に厳しかったです。
>よねちゃんさん
ありがとうございます。言語は一見簡単そうに見えるけど、実は奥が深いんですよね。