丙種火薬類製造保安責任者試験 マイナー故のアナログな試験

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今日は、田町(三田)にある読売理工医療福祉専門学校にて、丙種火薬類製造保安責任者試験を受験しました。

やっぱり丙種製造の受験生は少ない

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東京会場の受験生数は、甲種取扱231人(内一般火薬学免除13人) 乙種取扱53人(内一般火薬学免除2人) 丙種製造12人(免除なし2人・一般教養免除10人)でした。
そういえば、昨年の丙種火薬の受験者数はたったの8人だったのですが、今年は12人いるようです。
前年比150%(・∀・)!

一般火薬学免除の受験生(甲種・乙種)と丙種製造の受験生は一まとめで同じ教室で試験が行われます。といっても全部で30人もいませんでしたけど(笑)
出席率も高く、欠席者は一人もいなかったと思います。

試験室の中を見ると、まぁ当然というか…女性は私しかいませんでした。
甲種取扱の試験室に入室する女性は2~3名見かけましたが、丙種製造を受けようっていう物好きな女は私くらいしかいないかw

あと、試験室の机に(そこの専門学校の)学生さんの教科書とテストが突っ込まれたままになってました…置き勉?

問題・解答用紙がアナログで泣ける

12:45くらいから、試験の説明・問題用紙と解答用紙の配布・結果通知用封筒の記入が行われます。

丙種製造の問題用紙…左上をホチキスで止めただけかい(悲)
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しかも文字の印刷も結構荒いし、解答用紙も(1)(2)(3)(4)(5)(6)のうち、正解の番号に○(マル)をつけるという…マークシートですらないのか(苦笑)
1枚1枚手作業で採点するんかな?

知識が曖昧だと間違える

丙種製造の試験時間は、13:00~15:30の2時間半です。
試験科目は「火薬類取締に関する法令」「信号焔管、信号火せんまたは煙火製造工場保安管理技術」「信号焔管、信号火せんまたは煙火製造方法」「火薬類性能試験方法」「一般教養科目」の5科目、それぞれ10問ずつです。
私は一般教養科目が免除なので、4科目40問の試験でした(免除があっても試験時間は同じです)。

火薬類の試験は6肢択一式の試験なのですが、イ・ロ・ハ・ニの4つの選択肢のうち、正しい選択肢の組み合わせはどれか?を選ぶ6肢択一式です。なので実質は四肢択二試験です。

法令の第1問目でいきなり「公園って第2種保安物件?第3種保安物件?どっちだっけ??」と迷いましたw(正解は第二種保安物件です)
そういや昨年の甲種取扱試験でも保安物件の種類を勘違いして2問ロスしていたけど、今年も保安物件の種別で迷うとは…orz
懲りない自分w

法令はその第1問以外は特に問題なし、保安管理技術も多分大丈夫。
次の製造方法と性能試験…微妙に覚えきれてなかったのか、3~4問ほど迷ってしまう…。
合格基準が全科目6割以上の得点(一般教養は5割以上)なので、ヤバイ…もしかしたら製造方法で足切りをくらうかも…と少し不安になりました。

確か昨年は開始30分以降から退室ができたように記憶していますが、今年は試験開始60分から終了10分前が退室可能時間でした。

ほぼ1時間ジャストで退室し、帰りの山手線の中で自信がなかった問題をテキストでチェックしたところ、どの科目も6割以上は確保できているような感じです。
製造方法と火薬類性能試験方法で、解答に迷った問題が3~4問あったので、ホッとしました。

解答速報に関するアナウンスは特にありませんでしたが、昨年の例では試験日翌日には全火協のHPに掲載されるはずなので、その時にまた自己採点してみます。

丙種製造の難易度はどの程度?

問題の難易度でいえば、過去問(H22・23・24)と比べて特段難しいとまでは感じませんでしたが、やっぱり数問ほど見慣れない選択肢も混じっていて、少なくとも過去問題集で見たことのある論点は正確に覚えないと、残り2択の正誤判断を間違えてしまいそうです(苦笑)

甲種取扱もそうでしたが、○の選択肢一つと×の選択肢一つを探すのは楽なのに、残り2択のうち「どっちが○でどっちが×なの?」と迷わせるような問題の作りになっているんですよね。

あと、昨年受験した甲種取扱試験に比べると、覚えなきゃいけない事項はそれほど多くなく、計算問題も出ないので、試験そのものは甲種取扱よりも簡単だと思いました。

ただ、各科目の試験問題が10問ずつなので、甲種・乙種取扱に比べると各科目ごとの合格基準をクリアするのが少し厳しいという感じです。

試験1週間前に急きょ教材を追加して正解!

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というか、東京都の火薬類保安協会から購入した対策教材セットが今一つ使いづらく、勉強のモチベーションが上がらない状態だったので、試験の1週間前に、全火協に「平成25年度版試験問題の解答と解説(過去問題集)」と「煙火の製造と保安」のテキストを急きょ注文しました。
試験前ラスト1週間は、ひたすら過去問とテキストを読み込んで詰め込みw

古い過去問と直近3年の過去問を比べてみると、出題傾向が変わっているところが少なくなかったので、過去問題集を買ってよかったです。

解説が詳しいのもありがたかったけど、テキストの参照ページと参照条文番号が載っているので、調べものの効率がよくなりました。
そうじゃなかったらラスト1週間での勉強では試験に間に合わなかったでしょう…。

なお、今年の合格発表は、10/18(金)とのことです。解答用紙の○をつけるところを間違えていなければ多分合格できていると思います。

(20130902追記 丙種火薬類、自己採点をしてみた!)

朝9時ごろにスマホから全火協のHPを確認したら、解答が発表されていました。
解答はダウンロードしておいて、昼休みに採点してみたところ(※問題用紙はカバンに入れて出勤しましたw)…

法令10/10、保安管理技術9/10、製造方法9/10、火薬類性能試験9/10で合格見込みです。

一抹の不安はあったものの、フタをあけたら結果的には全く危なげなく合格点をクリアできていました。
よかったよかった(*´∀`*)

ただ、迷って自信がなかったところは合っていたのに、自信をもって解答した問題が間違っていたという(苦笑)

コメント

  1. 空乏層に生きる学生 より:

    管理人さま!丙種製造お疲れさまでした。

    私は同日同時刻、福岡市の受験会場で甲種取扱を受けていました。
    甲取の試験ですが、本年度も法令・火薬学ともに例年と大きな流れに違いは無く、ひっかけ問題もほぼ無く、計算問題も同じような感じで、難易度もそんなに差はありませんでした。8割強は見たことあるような過去問の使い回しでしたねw
    対策としては香川本の2冊だけでもう十分過ぎるほど十分でした。

    福岡の受験者数ですが、目測で甲取:乙取:丙製=70:20:2(確実)でした。
    悲しいかな、やっぱり丙種製造はマイナーなんですね(泣)

    最後に一言、香川本最高ッス!!!

    • miwa@管理人 miwa@管理人 より:

      >空乏層に生きる学生さん
      甲種取扱お疲れ様でした。
      今年の甲種取扱もスタンダードな問題だったんですね。
      福岡の丙種は二人ですか…県によっては一人も受験生のいない県もあるので、東京のように二桁いるのはむしろ多い方なんですよね。
      試験自体は多分丙種製造の方が少し簡単だと思いますよ。
      ただ甲種取扱は香川本という強力な味方(笑)がついていますから、その分対策がやり易いのかなと思いましたね。
      丙種製造は…よっぽど興味のある人以外には受験をオススメしませんw

  2. 駄目夫 より:

    はじめまして。お疲れ様です。
    私は、札幌で甲種取扱受験しました。
    7/15のパンシェルジュ2級後、miwaさんの言うとおり、香川本2冊で勉強しました。
    本日受験してみて、見たことある問題ばかりでした。ちなみに、丙種は、3人でした。
    パン2級のほうは、ダメでした。こちらは、かなり細かいところまで読まなければダメですね。
    こちらのサイトは、いつも参考にさせてもらっています。火薬類の勉強法では、大変お世話になりました。いろいろ資格を取りたいので、これからも合格体験記を期待していますので、がんばってください。

    • miwa@管理人 miwa@管理人 より:

      >駄目夫さん
      コメントありがとうございます。
      甲種取扱お疲れ様でした。札幌の丙種は3人…こちらも少ないですね~。
      甲種取扱の香川本の存在は、私も他の資格マニアさんから教えてもらったのです。
      香川県は火薬類の受験者数がそれほど多いわけではないのに、すごく気合いの入った対策本を作っているな~という印象です(笑)
      パン2級の方は残念でしたね。
      今回の試験は、3級もテキストをちゃんと読まないと分からない問題が結構多かった気がします。

  3. べし より:

    初めまして。今年、甲種取扱保安責任者試験を受験する為に、検索したらこのHPにたどり着いて以来、参考にしてます。私の県の火薬協会には香川本しか置いてなく、香川本にすべきか全国火薬協会作成本にすべきか悩んだ時に、参考にさせてもらいました。昨日の試験、私の県は、甲から丙全部合わせて20数人しかいなかったです。先ほど答え合わせをしてみて、法令20、火薬19で合格の見込みです。

    去年の受験者ならこれを参考に
    http://www.zenkakyo-ex.or.jp/451.pdf

  4. 意思マン より:

    どうも、意思マンです。
    私も9/1蒲田の東京工科大学(略すと東工大、ちょっとあやしい)でビジネス会計検定3級、
    受験してきました。
    4割くらいが女性でした。
    試験のできは75点くらいで合格見込みです。
    キャッシュフロー表、財務分析がよくわからなかったです。
    法務3級・税務3級申し込みました。
    少しは勉強しなくては・・・。
    今度こそ赤いバラの目印つけましょうね(笑
    がんばりましょうね。では又・・・。

  5. miwa@管理人 miwa@管理人 より:

    >べしさん
    コメントありがとうございます。
    甲種取扱合格見込みおめでとうございます。すごい高得点ですね。
    甲種取扱・乙種取扱に関して言えば、全国協会本よりも香川本の方がいいかなと思います。
    全国協会本は、甲種取扱・乙種取扱・丙種製造がまとめて収録されているので、甲種取扱の翌年に丙種製造を受けてみたいという人は、こちらを買った方がいいかもしれません。
    それにしても、全類合わせても受験生20数人って相当少ないような。

  6. miwa@管理人 miwa@管理人 より:

    >意思マンさん
    ビジ会3級の受験、お疲れ様です。
    合格見込みってことでおめでとうございます。
    C/Sと財務分析は、私もつい最近まで良くわかってませんでしたよ…。
    銀行業務検定財務2級の勉強で何となくわかってきたかな…って感じです。

    銀行業務検定法務3級・税務3級を受けられるんですね。私と同じだ♪
    一緒に頑張りましょうね!!

  7. yasu より:

    こんばんは
    ご無沙汰してます

    丙種火薬類製造保安責任者の試験を受けてきました
    一般教養は免除です
    解答用紙は、正解と思われる番号に丸を付ける、というものでした
    miwaさんが受けた頃と変わりません

    受講者数は甲種取扱53名、乙種取扱25名、丙種製造2名でした
    女性は取扱に5名ほどいましたよ
    みんなたぶん20代
    たぶん甲種3名、乙種2名(甲種と乙種の座席の境界がよくわからなかったので)
    丙種製造はオヤヂだけ、私の方が年上でしたね
    結果発表はいつだったかなぁ?
    メモしてくるのを忘れました

    • miwa@管理人 miwa@管理人 より:

      yasuさん
      丙種製造おつかれさまです。
      合格見込みおめでとうございます。
      丙種2人か~~相変わらずの少なさですね。
      1会場で100人集まる試験だったらマークシートのほうが採点が楽だけど、全国各地の各会場の受験者が0人~5人程度しかいない試験なので、都道府県試験事務所の係員が採点する方が手っ取り早いのかもしれませんよ。
      甲種・乙種取扱と同じ試験科目・問題集だったら(4アマと二陸特・二海特みたいに)マークシートの流用もできるけど、丙種製造は試験科目の構成も違いますしね。

  8. yasu より:

    こんばんは。

    昨日受験した丙種火薬類製造保安責任者試験の答え合わせをしてみました
    法令8/10、保安9/10、製造8/10、試験8/10、一般教養 免除で一応合格見込みです
    おおむね過去の出題傾向に沿った出題だった印象を受けました

    昨年は火薬類の製造方法の問題が、過去問と違った感じだったので、この科目で落ちてしまった人が多かったのでは?
    今年はそのようなこともなく、よかったと思います

  9. yasu より:

    こんにちは

    第二種電気工事士の記事に、「女性だからとひるまずに挑戦してほしい」というコメントがありましたが、私も同感です

    火薬類試験に関し、私が受験した地域では、乙種取扱には昨年女性はゼロだったのですが、今年は2名いましたし、甲種取扱にも3名いました
    女性の社会進出が進む中で、電気や機械、化学等の技術系資格試験を見る限り、まだまだ女性は少ないと思います
    もっと多数の女性がこのような技術系の資格試験に挑戦し、仕事にも就いてほしいと思います

  10. yasu より:

    おはようございます

    ありがとうございます
    2017~2020年の4年分の過去問で演習をしましたが、昨年は製造方法が過去問と違った感じだったので、よく理解できませんでした
    今年もこういう傾向だったらまた来年、となってしまいます
    祈るような気持ちで試験に臨みましたよ
    自己採点の結果、何とか合格ラインに乗せることができ、結果発表を待つだけになりました
    ありがとうございます

    丙種製造ひとつ、そして少ない受講者数ために新しいシステムを開発するより、手作業の方が手っ取り早いし、経費も少なく抑えられる、ということなのでしょうね

    無線は複数の資格で解答用紙を共用できますよね
    2陸特・3陸特・2海特・レーダー・4アマで共用できると思いますし、それ以外にもあると思います

  11. yasu より:

    こんにちは

    今日は火薬類知事試験の結果発表日です
    仕事の合間に早速検索してみました
    自己採点の通り合格です
    私が受験した地域では受験者が2名いたのですが、2名とも合格です
    使用した教材はmiwaさんと同じく、全国火薬類類保安協会の煙火の製造と保安、そして問題集です
    まぁ、これ以外に選択のしようがないんですよね
    来年は甲種取扱を受験します

    • miwa@管理人 miwa@管理人 より:

      yasuさん
      丙種火薬、合格おめでとうございます。
      一緒に受けたお方も合格おめでとうございます。
      丙種はそれ以外に勉強のやりようがないですが、全国で100人程度しか受験者がいない試験とはいえ、過去問3年分とその解説が参照できるだけマシだと思いますよ。
      それができなかったら合格率はかなり下がりそうw

      • yasu より:

        こんにちは

        月曜日に合格通知書が届きました
        今年から土曜日の普通郵便の配達がなくなったんですね
        なので金曜日発表、土曜日配達ではなく、月曜日配達なんですね

        土曜日の普通郵便の配達がなくなるのは知っていました
        でも、まだ1~2年先の話だと思っていたのですが、今年からだったんですね

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