勉強法やテキスト・問題集はどれがいいのかを情報収集しまくった挙句に、「結局どんな勉強法が正しいの?自分のやってることは間違ってるの?」と迷走してしまう人が少なくないように感じます。
「試験に合格する」ということだけを考えると、極端な話、合格者の勉強法はすべて正しいと言えます。
ただ、
「○○ヵ月以内に合格したい」
「一発合格」
「市販の教材のみの独学でやりたい」
「ギリギリの点数でもいいから合格」
「余裕を持って合格」
「仕事や育児との両立」
「お金はあまりかけない・かけられない」
「時間はあまりかけたくない」
「自分と似たような学歴」
「既存知識の有無」
「初学者からのスタート」
「お金はいくらかけてもいいから合格できればいい」
等々の制約条件を足していくと、条件を満たしている勉強方法が少なくなるということだと思います。
だから、自分が受けたい試験に合格している人の勉強法を参考に、「これなら自分にも出来るかも」「これをやれば合格できるかも!」と感じた勉強法を取り入れて実践すればいいのです。
合格した人の話は、少なくとも「受験のベテラン(何回も受験しているけれど結局合格できてない人)」の勉強法よりはずっと参考になります。
(※不合格者の勉強法と合格者の勉強法を比較して、合格と不合格を分ける要素は何かを探るのも有りだとは思うが。)
どの勉強法が正しいかなんて、結局は試験に合格できれば正しいし、不合格ならどこかに問題がある、結果論だと思うのです。
何が正しいのか、何が一番自分に合っているのかは、結局は自分自身が勉強していく過程で、よくない点を随時修正しながら、自分に合った勉強法を身に着けていくしかないと思うんですね。
大事なことは、勉強法のサンプルやデータを集めるだけではなく、勉強法を実践すること、継続することです。
効率が良かろうが悪かろうが、まずはやってみないことには始まりません。
やってみたけどしっくりこない、結果がついてこないと感じたら、その時はまたその時考えなおせばいい。
だから、私もこのブログで勉強法に関するノウハウはいくつか書いていますが、それはあくまでサンプルの1つであって、絶対こうしろ、っていうものでもないのです。
参考になると思えるところがあれば真似すればいいし、「miwaの言ってることは違う」と思えば、他の方法をやればいいのです。
ただ、いろんな資格試験を受けてみて、どの試験でも共通している原則は
「資格試験は、試験本番で合格最低点以上の点がとれれば受かるし、そうでなければ落ちる」
ということです。
これだけは忘れないでほしいです。
コメント
miwaさん お疲れ様です
海事代理士試験 筆記受けました。
自己採点で、116でした!悔しいですけど
まあ、勉強不足でした。miwaさんの言う通り新傾向問題
続出してまし。
もう、マニュアルと過去問だけだと厳しいかもです。
まあ、ぼちぼち次を狙いますよ。
楽しかったから、来年も受けますが、行政書士と
併願は、きついかな?miwaさん経験者でしたよね、
笑えるのは、憲法2点、民法9点でした…。アホですよね。
引き続きご指導下さい!
合格者の勉強法は、全て正しい! 同感します!
>吉ちゃんさん
海事代理士試験お疲れ様でした。
そういえば9月第4金曜日が試験日でしたか。
自己採点の結果は116点でしたか。それはちょっと残念でしたね…。
でも、あともう一息で合格が見えそうですね。
ただ、マニュアルと過去問だけでは厳しいとはいっても、結局は過去問がベースになることは変わらないと思いますよ。
カッコ()で穴になっている箇所だけではなく、それ以外の用語もチェックするとか、そういう工夫が必要なのかな…と。
行政書士と海事代理士の並行…個人的にはオススメできないです(苦笑)
よしんば海事代理士の筆記に受かった場合、口述試験の時期が近接していますから…。
miwaさん
お疲れ様です。
そういえば、切迫しすぎてますね
ありがとうございます。
横名刺に縦使いで職業をいれるのが夢なんですよ〜。
まずは、海事代理士でいってみます。
ブログとても楽しみにしております。
引き続きご指導ぐたさい。
>吉ちゃんさん
行政書士を先にとってからやる(そうすると憲法と民法で稼げる)というのもありなのですが、海事代理士のほうがハードルが低いので、先に海事代理士のほうが無難かもしれませんね。
でもあまり無理はなさらないでくださいね。
miwaさん、こんばんわ。
ランクスです。
なかなか興味深い記事ですね!
私も基本的には独学で、本命だけはどうにもならない部分を第3者の力を借りるようにしています!
確かにおっしゃる通り、合格最低点以上を取れるか取れないかが、重要だと思います。
その合格最低点を取るためにはどうしたらよいかがスタートラインなんだなぁと改めて考えさせられました!
そこがクリアできて、合格確実にするためにどこまで点数を伸ばせるかを努力していくプロセスに移れるのでしょうね。
基礎が大事というのは、どの試験も共通だと思います。
これが合格最低点なのかもしれませんね♪
すごく参考になりました!
ありがとうございます♪
>ランクスさん
資格試験って合格点が取れるか取れないか、ただそれだけなんですよ。
学校の勉強と違って、意欲とか態度なんてぶっちゃけどうでもいいというか(笑)
それが納得いってないような、真面目な人もいるようですけどね。
試験のゴールは「合格最低点をクリアする」というところにあって、そこに至るまでのルートはいろいろあってもいいんだと思います。
マラソンや登山の事前準備・トレーニングにも似ているなと感じます。
広く考えれば、合格した人の合格方法はすべて正しいというのは、真理です。
ただ、資金や時間、悲しいかな理解力や記憶力の差などでどうやるかが、個人により変わるだけです。
公務員が税金関係で長年お勤めして、税理士になろうが、試験に受かって税理士になろうが、税理士は税理士です。
そういう公務員特権で資格を得られる事を考えれば、長く勤めるコツや公務員試験突破方法すら、合格方法と言えます。
試験においては、学歴により得られるものもあります。
それを生かすのも、合格方法です。
合格したやつが正しい。
そういうものと割りきりましょう。
>Suica割さん
>資金や時間、悲しいかな理解力や記憶力の差などでどうやるかが、個人により変わる
そうなんですよね~。私ももっと頭脳明晰だったらよかったなーと思います。
ただ、理解力や記憶力は、使っていくうちにだんだん効率が良くなっていくと思いますよ。資金はちょっと如何ともしがたい部分はありますが…。
合格しちゃえば、資格を取っちゃえば何とでも言える、そういう部分はありますよ。
そういう意味では、既婚の人が未婚の人に対して贈るアドバイスにも似ているかも(笑)
勉強法について、合格者のやったことがすべて正しいというのは、
一見合っているようで、ちょっと違うかなという気もします。
私は、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
ということが言われるように、勝ちを拾うときは必ず実力で取る
とは言い切れない部分があると考えている、むしろ負けている
人の方法を知って、絶対にそれを真似しないというのが、重要な
ことであるとも思います。
資格試験は、勉強しても、どうあがいても期待値を高めていくに留まる
のはやむを得ないと思います。
特にマークシート試験の場合は顕著で、試験に出るうち50%の項目を
完璧に仕上げることができさえすれば、75%の得点が期待できるので
ほとんどの資格試験で合格できる可能性が高まると考えられます。
しかし、多数の受験生は、えてして残りの50%が気になってしまい、
肝心な50%の仕上げが不十分なまま試験に臨み、結果がついてこない
ということになっていると思います。さらに言えば、失敗の原因を
残りの50%に求めてしまい、ますます深みにはまってベテラン受験生
になるか撤退することになるのではないでしょうか。
ここの掲示板を読んでいる皆さんは、miwaさんの最重要アドバイスでもある
「確実に合格したいのなら、本試験直前期こそ今まで使ってきた基本書と
過去問題集を復習しましょう。 不合格になりたいのなら、どんどん新しい
問題や難しい問題にチャレンジしましょう。」(7月13日)ということを、
肝に銘じて、お互い合理的に期待値を高めて、成果を出していきましょう。
>hoehoeさん
>「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」ということが言われるように、勝ちを拾うときは必ず実力で取るとは言い切れない部分があると考えている、むしろ負けている人の方法を知って、絶対にそれを真似しない
なるほど、これもまた真実ですね。
確かにまぐれ合格の人の意見を聞いても、同じようにマグレが起きるは限らないわけですから(苦笑)
ただ、不合格を繰り返す人って、不合格になった原因を「試験問題が悪い」「運が悪い」と他人のせいにして、自分のダメなところと向き合えない人、何が原因で不合格になっているのかわかってない人が多いように思います(この話については、また別に記事にしたいと思います。)
あと、細かいところを気にしすぎて、本質的なところや基本が疎かになっている人も目につきます。
そういう意味では、私もできるだけ「不合格の原因を試験問題のせいにしない」というのを他山の石としていますね。
司法試験の合格発表が終わった後、新聞に異色の経歴の持ち主で合格した人の記事が載ります。
地元の新聞に今年は、2名の方が載りました。1名の方、工業高専から文系の大学(地元では3流大学以下といわれている)、大学在学中に勉強に目覚めて、司法大学院を経て就職せずに、8年間の勉強で合格された30歳の男性。もう1名の方、大学(2流かな)を出て就職されていたが、休職して、司法大学院を経て、仕事をしながら9年間の勉強で合格された48歳の男性。
去年は、甲子園に出場した高校球児だった方(高校は進学校ではない)が、1浪後、早稲田大学法学部に合格して、司法大学院を経て合格された方。
彼らの勉強は、大正解だったんだと思います。
>べしさん
司法試験の合格者は、たまにそういう異色の方がいらっしゃいますよね。
(勿論合格者は一流大卒が多いと思いますが、だからこそ異色の方が新聞記事にもなるという面もあると思います。大平光代さんなんかもそのタイプではないかと。)
そういう話を聞くと、もともとの頭の良さだけで勝負が決まるわけではなく、正しい勉強法を積み重ねていくことで道は開けるんだなぁという希望が湧いてきます。
それと、難関試験のチャレンジに怖気ついてしまう私が恥ずかしくなります…。