11/29に、渋谷クロスタワーテストセンター(渋谷)にて、英検2級CBTを受験してきました。
23年ぶり4回目って久しぶりの甲子園出場かいwww
タイトルの通り、1997年10月以来、つまり高校3年生の時に受験して以来なので、23年ぶりの英検2級の受験なのは事実です。
英検CBTの概要
さて、23年越しの英検2級ですが、2020年現在では、英検準1級・2級・準2級・3級はCBT方式・S-CBT方式の受験が可能となっています。
ただし、CBT・S-CBTに出願できるのは、第1期・第2期・第3期のうち、それぞれ1回ずつ。
なので、準1級・2級・準2級・3級については、従来のPBT・1day S-CBT・CBTを組み合わせると、1年でMAX9回の受験ができる、ということです。
※なお、1級と4級・5級は従来通りPBTのみの実施です。
CBTとS-CBTの違い
端的に言うと、回答形式が違います。
●CBT方式→リーディング・リスニングはパソコン画面上で選択肢をクリックして回答、ライティングはキーボードで入力
●1day S-CBT方式→リーディング、リスニング、ライティングは解答用紙にマークまたは記述する(問題はモニターに表示)
なお、スピーキングテストはどちらもヘッドセットを装着して解答を吹き込みます。
試験の難易度・採点基準は同じです。
検定料はCBT方式の方が若干安いですが、どちらも公開会場のPBTよりは安いです。
(2級CBT:6,400円、2級S-CBT:6,900円 2級PBT公開会場:7,400円 2級PBT準会場:5,500円)
CBT試験の流れ(2020年版)
まず、テストセンターに入ると、受付で受験票と身分証明書を提示します。
※受験票は英検CBTのサイトからダウンロードします。
筆記用具と受験票・受験票控(受付で渡される)以外の荷物はチャックつきの大型エコバックにしまいます(ファスナーを結束バンドでとめて開けられないようにして、自席の椅子の下に置く)。
試験室に案内されたら、試験開始時刻までは、「受験上の注意」などを読み、ログインして待機します。
なお、従来であれば、筆記用具は貸し出されますが、現在はコロナ感染予防のため、筆記用具の貸し出しは行っていないとのこと。
なので、メモを取る用の筆記用具・マークシート(S-CBTの受験生)用の筆記用具は各自で持参することになっていました。
この日は3級・準2級・2級の試験日で、夕方の部には約50名ほどの受験者がいました。
教室内はほぼ満席ではあったものの、各座席ごとに仕切り板が立てられており、また、マスクを着用したまま試験を受けました。
教室内の受験者の大半は中学生・高校生・大学生。小学生も数名ほどいらっしゃいました。
一方、私を含め、昭和生まれと思われる大人の受験生は3~4名くらいしかいなかったように思います。
なんか漢検CBTの時のデジャヴ感が…_| ̄|○
そもそも3級・準2級・2級は学生さんを対象とした試験なので、大人の受験生が少ないのは仕方がないんでしょうけど。
試験開始時刻になったら、まずはスピーキングテストの準備をします。
2級・準2級・3級とも、スピーキングの試験時間はトータル15分なので、受験生全員が一斉にスピーキングテストを受験します。
ヘッドセットを着用し、マイクと録音のテスト。
試験室内で時間差で「Hello~」「Hello~」という声が響いていましたwww
テストで吹き込んだ自分の声を確認したところ、他人の声は混じっておらず、自分の声のみが吹きこまれていました。
音量やマイクのテストが終わったら、各自スピーキングテストを開始します。
スピーキングテストの内容や手順は、基本的には通常の二次試験とほぼ同じです。
1.Warm-up
2.パッセージの黙読(20秒)
3.パッセージの音読
4.パッセージについての質問(1問)
5.イラストの黙読20秒とナレーション
6.受験者自身の意見などを問う質問(2問)
部屋にいる全員が同時にスピーキングテストを受験するので、朗読や質疑応答など、他人の音声が結構聞こえてくるというね(苦笑)
傍から見るとけっこうなカオスな状況に見えるかもしれないが、当の受験生本人はヘッドホンをしているので、そこまで気にはならなかったです。
なお、PBTの面接試験であれば、カードとして配られるであろう英文と絵のカードが、CBTではモニターに表示されます。
また、従来の面接試験では、質問が聞き取れなかったときは「I beg your pardon?」などと聞き返せば、もう一度質問文を繰り返してくれますが、CBTでは「もう一度質問を繰り返す」ボタンをクリックすると、質問の音声が再度流れる仕様になっていました(2回まで繰り返し可能)
また、それぞれの質問ごとに制限時間が決まっており、時間が経ったら次の質問に自動的に遷移するようになっていました。
全員がスピーキングテストを終えると、次はリスニングテストに移ります。(2級は25分)
※miwa注:PBTではリーディング・ライティングが終わった後に一斉にリスニングテストが行われますが、CBTは試験の実施順番が逆になります。
この会場では、CBT形式で受験している人と、S-CBT形式で受験している人が混在していたため、係員がマークシートを配布していました。
全員にメモ用紙(A41枚)とマークシート(S-CBTの人のみ)がいきわたったら、リスニングテストの開始です。
リスニングテストを終えると、各自、リーディング・ライティングテストに進むことができます。
リーディングとライティングの回答が終了すると、その時点で随時帰宅可能です。
PBTの一次試験は途中退室できませんが、CBTは退室時間が人によってバラバラです。
ちなみにリーディングパートの長文読解問題では、赤ペン・マーカー機能がついており、重要な箇所にはアンダーラインを引くことができます。これは結構便利ですね。
試験の出来と感想
リスニング・リーディングはともかく、ライティングとスピーキングが不安でした。
特に、スピーキングは練習不足が否めないという感じでした。
No.3とNo.4(自分の考えを言う問題)で、答えを考えている間に時間切れになり、どちらも尻切れトンボのまま終わってしまった…
_| ̄|○ガックリ
ライティングは、練習不足の割には、解答欄がきちんと埋められたかなと思います。
リーディングパートが終わった時点で残り時間が30分くらいあったので、じっくり考えて回答できたのもよかったです。
CBTでは、ライティングの解答(英文)はキーボードで入力するのだけど、S-CBTの人は紙の回答用紙に手書きで書くことになります。
ライティングは80~100語程度の英文を書くので、推敲と修正の手間を考えると、私的にはある程度タイピングができるなら、CBT方式の方がやり易いんじゃないかなと思いました。
リスニングは最後から2番目の問題が、解答時間切れ(10秒経ったら次の問題に移ってしまう)で、解答をし損ねてしまった…。
PBTだったら次の問題を聴きつつもサッとマークできるのでしょうが、CBTは解答ボタンと問題文が一体になっていて、10秒たったら次の問題に移ってしまうんですね。
なので、10秒以内に必ず解答をクリックするようにした方がいいでしょう。
(前の問題の画面に戻ることもできますが、問題の最後の方になったら、いちいち戻る余裕がないです)
結果発表日(webで確認できる日)は12月24日です。
(個人成績票・合格証書・合格証明書は別途郵送)。
CBTで受験しても、一次試験に相当する部分で合格点がとれていれば、次回以降(1年以内)は一次試験を免除できます。
ただ、CBTで再受験をする場合は、一次試験に該当する部分の免除ができないので、一次の免除を利用したければ、次はPBTで申し込まなくてはいけないんですよね。
結果発表編はまた明日更新します。
コメント
英語に関する資格の中でTOEICがコミュニケーションテストなのに対して英検は学問としての色が強いイメージがありますね。私は中学生の頃に5級から順に受けて3級まで持ってますが当時は英語の先生が手続き等していたと思います。
さて、自粛の副産物(?)として色んな解説動画を見ることが増えたことでその他の外国語が少し分かるようになってきました。と言いましても中学生の覚えたての英語程度ですが。それでも全くの0の状態からフランス語とスペイン語が少しわかるようになっただけでも全然違うように思えました。
参考ですが「~検」以外で他の外国語の試験は思いつくだけで以下のものがあります。
フランス語
DELF/DALF:A1、A2、B1、B2、C1、C2の6段階の階級があり、A1が入門級でC2が最上級になります。DELFと呼ばれるのがA1~B2でDALFはC1とC2です。
TCF:合格がなく点数で出来がわかるいわゆるフランス語版TOEIC。
スペイン語
DELE:スペイン語版のDELF/DALFで階級はA1、A2、B1、B2、C1、C2でこちらもA1が入門級でC2が最上級です。
中国語
HSK:級のある試験は数字が小さい方が上級になりますが、この試験は逆で1級が入門級で6級が最上級になります。
sakuyaさん
確かに、英検の長文は学問的というか、教科書的な印象を受けました。
TOEICはビジネスとか実生活寄りですよね。
小中学生が英検を受けるときは、大抵は親か先生が手続きを代行するはずです。
流石に高校生になると、願書は自分で書いて、お金だけ親に用意してもらうようになりましたが。
中国語のHSKはちょっと紛らわしいですよね。
6級って言われるとすごく簡単そうな印象を受けます。
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