今日は、有給休暇をとって、千葉県毒物劇物取扱者試験を受験しにいきました。
私は東京都民ですが、東京都の試験日は微妙に都合がよくなかったので、千葉県の試験に申し込みました。
試験会場は、敬愛大学です。
間違えて総武線の普通列車に乗ってしまった…
おかげで稲毛につくまでに1時間半近くかかっちゃったよ…。
さらに総武線稲毛駅を下りてバスです。
試験案内を見ると、徒歩15分またはバスって書いてあって、結構遠いなと思っていたんですけど、2番乗り場からバスが出ていました。
敬愛学園というバス停もあるようですが、1こ手前の放医研停留所の目の前で会場の案内看板が見えたので、そこで降りました。
右の試験会場案内看板は、上から二十三と書いた紙をはってあるので、多分毎年使いまわしているんでしょうね…。
集合時間は13時だったんですが、1時間前に試験会場についたけど普通に開場していました。(試験開始時間は13:30分)
教室内はざっと見た感じ、危険物取扱者試験に近い雰囲気でした。
危険物取扱者試験よりも女性受験生は多かったかな?といっても2割くらいだと思いますので、女性受験率は危険物以上行政書士未満といったところでしょうか。
法令と基礎化学は難しくないけど
さて、毒物劇物取扱者試験は、都道府県で問題も出題数も違っています。
千葉県の場合は、
「毒物及び劇物に関する法規」20問
「基礎化学」20問
「毒物及び劇物の性質及び貯蔵その他取扱方法」20問
「(実地)毒物及び劇物の識別及び取扱方法」20問
計80問・五肢択一式・2時間の試験です。
実際の試験はどうだったのかというと
法令→なんかH21・22過去問よりも問題の分量が多い気がした。
7割くらいは過去問の焼き直しっぽい感じだったので楽勝。知っていれば解ける問題。なので本当はここで8割以上とって貯金しておきたいところだったけど、自己採点してみたら何問か間違えていたようだった。残念。
基礎化学→前半の問題は過去問とほぼ同じっぽい感じ?
ボイル・シャルルの法則のうち、間違って1番のボイルにマークしちゃったよorz
「圧力が一定のとき、理想気体の体積は絶対温度に比例する」→これはシャルルの法則ですね。下らないミスをしてしまった…。
※出題された問題のキーワード
三重結合のある化合物、官能基(-CN)をもつ化合物、水に溶かしたとき酸性を示す物質、イオン化傾向が一番大きい金属、原子核・陽子数、炎色反応、同位体、融解、還元、電離、pH値、オゾン・硫化水素・ヨウ素の特徴、中和、水溶液の濃度計算、塩酸と水酸化カリウム水溶液の化学反応、常温で反応すると水素を発生する組み合わせ、アンモニア性硝酸銀水溶液を還元して銀を析出させる物質、電気分解、シャルルの法則、フェノールフタレイン
毒物及び劇物の性質・実地→各物質の中毒症状×5、貯蔵方法×5、性状×5、メチルエチルケトン・塩素・硫酸・フェノール、鑑別方法×5、カリウム・ピクリン酸・塩酸、運搬事故時における応急措置に関する基準×3、物質の用途×5、物質の解毒・治療方法×4 が出題されました。
※出題された問題のキーワード
中毒症状~ニコチン・モノフルオール酢酸ナトリウム・アニリン・ジクロルボス・メタノール
貯蔵方法~黄燐・四塩化炭素・臭素・蓚酸・ナトリウム
性状~アリルアルコール・クラーレ・亜硝酸ナトリウム・アジ化ナトリウム・アクリルニトリル
鑑別方法~メタノール・ホルマリン・クロロホルム・過酸化水素・クロルピクリン
漏えい時の措置~アンチノック剤、カリウム、クロルスルホン酸
物質の用途~水銀、セレン、クレゾール、五酸化バナジウム、EPN
解毒・治療方法~シアン化水素・ジクロルボス・塩化第二金・フッ化水素
性質・実地はキリがない
あれ?今年は物質の廃棄方法が出題されていない…Σ( ̄ロ ̄lll)
前日に必死に覚えたのにorz
中和法・隔離法・燃焼法・希釈法・回収法…。
あと、前日に必死に覚えた「運搬事故時における応急措置に関する基準」も今年は3問しか出題されなかった(苦笑)
しかもアンチノック剤にクロルスルホン酸って… (゚⊿゚)シラネ
でも覚えたおかげで、とりあえずカリウムは覚えていたのでまず1点ゲット!
あとアンチノック剤もこれかな~?と選んだものが正解で、3問中2点ゲットできましたが。
ぶっちゃけ性質・実地については、法律で規定されている毒物・劇物の数が多すぎて、何から出題されても文句は言えない感じ。
危険物取扱者1~6類の合計よりも種類が多い…(消防法別表第一参照)
頻出物質と(試験的には)マイナーな物質を上手く組み合わせているな~と問題を解きながら感心してしまいました。
クラーレとか、アリルアルコールとか、五酸化バナジウムとか塩化第二金とかね。
塩化第二金なんて、最初「塩化第二銅」の誤植かと思いましたよ(爆死)
…単に私が勉強不足なだけですね。ハイ(^^;
こんな感じで結構テキストや問題集に載っていない物質についても普通に出題される(テキストに載っているのは、おそらく全国でも頻出の物質に絞っているんでしょうね)ので、なんとか足切りにひっかからないでほしいなぁと思いつつ解いていました。
とりあえずPAMは覚えておくと1点とれる
法令と基礎化学は危険物取扱者試験よりも簡単なんですけど、毒物・劇物の性質関係はとにかく覚える量が多くて面倒ですね。
私は先に危険物乙種全類を勉強していたので、危険物でも登場する物質については特に問題なかったのですが、毒物劇物取扱者では、危険物では出てこない「気体」についても問われるので面倒でした
なので、まずは受験する県の過去問をチェックして、そこででてきた物質名について、性質・注意書き・応急措置・保管方法はMSDSで、運搬事故時の応急措置は「運搬事故時における応急措置に関する基準」、廃棄については厚生労働省の「毒物及び劇物取締法の規制の概要」をそれぞれチェックするのがいいかもしれません。
ただ、どこが出題されるか絞りづらいとはいえ、数多くある毒物・劇物の中でも、とりあえずは「有機リン系の毒物・劇物の中毒症状はアセチルコリンエステラーゼ結合&解毒剤はPAM」と覚えておけば、最低1~2点はゲットできます(爆)
というか、この問題だけは絶対に間違えない自信がありました。
というのも、その昔「プロジェクトX」で、地下鉄サリン事件をテレビで見て、患者の瞳孔が縮小していることに気付いた医者(松本サリン事件で患者の治療にあたった方)が、サリン中毒の症状に似ていると聖路加国際病院に電話したことで、聖路加でPAMの投与を決断した…というのを見たことがあったからです。
自己採点~6割はとれたっぽい
帰宅後、おそるおそる自己採点してみたところ、4分野とも6割以上はとれていそうな感じです。
ただ、自己採点といっても、正式な回答があるわけではなく、googleで物質名を入れて検索していっただけなので、もしかすると間違っている箇所があるかもしれません。
でもほぼ合格予定、といったところでしょうか。
なお、合格発表は、平成23年8月24日(水曜日)午前10時に千葉県庁中庁舎1階通路掲示板、各健康福祉センター等で行われるそうです。
さてこれから危険物甲種の勉強始めますか…。
コメント
おお、流石ですね・・・私が知っている女性の資格取得者ではmiwaさんが一番すごいと思います。
私も頑張らなければ・・・・と思ってはいますが、本日より都内に上京し、5日ほどとあるイベントに行くので、自身でまとめた各試験のポイント集を持参して眺めるくらいの復習しかできません。それもこのイベントが、相当な荒苦行を要求してくるので、ほとんどできないのではと思います。よって、実質来週まではまともな勉強ができないので、帰ってきてからも支障が出ないように気をつけます。
なお、イベント自体は資格とは全く関係ないですが、年二回の大イベントなので多分テレビでも取り上げられると思います。何のイベントかは、miwaさんのご想像にお任せします。
というわけで行って参ります!!!
初めまして、自分も昨日敬愛大学にて受験したものです。第一種衛生管理者をこの春に受験して合格しその流れで?今回毒物劇物を受けたのですが、なかなか文系出身の私には厳しかったですね。でも高校化学Ⅰを復習してなんとか昨日のテストでは基礎科学でも75点位は取れているようですし、平均点で暫定ですがわかるところだけ自己採点して78点はとれていたのでよかったです。・・・それにしても稲毛から敬愛大学までの徒歩15分が暑かったですね~!
危険物は乙4しかもってないです。危険物甲種を受けるには後3種類乙をとらないといけないな~(笑)消防設備士甲種4類と乙6類は持っているので、甲種1類とって特類にチャレンジしようかなと思ってます。その前に冷凍2種が秋に待ってますけどね(笑)
危険物がんばってくださいね!
>よしさん
東京、暑いですよ~~お疲れ様です。
テレビで取り上げられるほどの大きいイベントって何だろう??
私よりすごい資格取得者は…探せば結構いると思いますよ。
というか個人的には、資格マニアよりも医師免許持ちとか司法試験・司法書士・会計士を1つ持っている人のほうがよっぽどすごいような気がしますが…。社労士ではちょっと弱いですね(苦笑)
>おとよんさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
おとよんさんも千葉で毒劇を受験されたのですね。
私は外が暑かったので、バスで行きましたよ。
途中坂になっていましたよね?アレを見たとき、素直にバスに乗っておいてよかった~って思いました(笑)帰りはゆっくり歩いて帰りましたが。
化学は過去問と同じような問題が10問くらいあったので、過去問をやっておけば問題はないけど、とにかく性質と実地の数が多いこと多いこと。
それでも個人的には、危険物の乙1・3・4・5・6の知識に助けられた部分もありましたね。むしろその前に危険物をやってなかったら、性質と実地は落としていたかもしれません。
78点ということは、各分野で15問前後正解していたということでしょうか?それなら合格はほぼ確実ですね。おめでとうございます。
法令・・・法令が確実に第何条とか書いてあるところで確認して75点、基礎科学・・・確実に正誤がわかるところだけ確認して60点、物質の性状は17問正解してました。実地は19問正解でした。
危険物の乙1,2,3,5,6受験の意欲が湧いてきましたブログの参考書と問題集の2冊でいけますか?
>おとよんさん
危険物はその参考書と問題集の2冊をやれば、8~10点は間違いなくとれるはずです(現に私は5類以外の1・2・3・6類は満点、5類は90%でした)
ちなみに最短で甲種の受験資格を得るだけなら、3・5・6の選択がいいと思います。
6類は数が少ないので楽ですよ(その分少し込み入った問題が出ることもありますが)。
1類は数が多い上に、用途が今ひとつイメージしづらくてわかりにくかったです(苦笑)
今日さっそく参考書と問題集買いました。
3,5,6辺りとりあえず申し込みしてみます。
ダブルで2,3と5,6とかになるのかな?
あまりよくわからないけどがんばってみます。
せっかく毒物劇物で結構物質の性状とか覚えたので
風化しないうちにがんばってみます!
おっ!!行動が早いですね!!
まず、2類(引火性固体)は毒物劇物と被るものが殆どないので後回しでいいと思います。
私は5&6→2&3→1で受験したんですけど、1と6は性質が似ているので一緒に勉強した方が効率的と感じました。
乙種コンプかつ甲種受験資格ゲットなら、
「3&5、1&6、2」がいいのでは。3&5・1&6はどちらが先でもいいですが、どちらかというと1&6の方が毒物劇物と被る箇所が多いと思います。
毒物劇物はあまりの種類の多さから、大変魅力的な資格ですが私は勉強する気力が沸きません!
あと、危険物も実は種類が非常に多く、広島大の環境安全センターのページの、危険物薬品一覧を見ますと、ざっと見、1000種類は余裕で超えている感じです。また、電気書院の「乙種1・2・3・5・6類危険物試験ズバ適」という本のまえがきには、危険物は全部で9000種類を超えると書かれておりました。
>某資格マニアさん
毒物劇物は本当に種類が多いですね。
全部覚えようとしたらキリがないので、試験に頻出の物質をきちんと押さえておけば、足きりにはひっかからないと思います。
危険物は全部で9000種類超ですか!じゃああの甲種・乙1~6で勉強したのはほんの氷山の一角ということか…。資格は入口にすぎませんね。
こんにちは~~~~。
毒劇勉強してますが、気持ちが萎えます。。。難しいですね(~_~;)
ミワさんはよく2週間で受かったと思います。。。。。
私は10月の群馬を受けることにしました。
4月から勉強始めましたが、自信はありません。。。。
あと4ケ月もある!って思いながらも、つらいです(>_<)
アドバイスください!
>sukekiyoさん
毒劇は厚生労働省管轄の資格ですので、同じ物質でも消防法の危険物取扱者とは出題傾向が違います。
保健衛生上の取締資格ということを念頭に置いて、物質の特徴・毒性・中和方法を知る、保管・廃棄・措置を適切に行う必要がある…と考えながら勉強するとよいと思います。
ところで、群馬の過去問はゲットしましたか?
もし群馬の問題が1~2年分しか手に入らなかった場合は、他の都道府県(群馬と傾向・難易度が似ているところ)の問題も参考にしてみるといいですね。
まだ4か月もありますよ!頑張ってください!
保健衛生上の取締資格ということを念頭に置いて 勉強してみようと思います!
群馬は過去3年あります。さらっと見てみましたが、確かにチャンと勉強・記憶すれば行けそうな気がするのです(~_~;)
でもその暗記が辛いです・・・。
合格基準は危険物よりも厳しくないはずなので、過去問で出てきた問題は落とさないようにすれば大丈夫だと思いますよ
ありがとうございます!
頑張ります!