日商簿記1級独学勉強法(直前期編):「間違いノート」を作る

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自分は、資格試験の勉強では、基本的にはノートはあまり作りませんが、150回試験(2018年11月)の1か月くらい前に、例外的にノートを1冊だけ作りました。

ノートとはいうけど、作り方はいたってシンプルです。
第149回~第110回の過去問から、よく間違えていた問題の答えと解説を転記しただけなんですけどね(笑)



あと、個人的にどうしても覚えられないこと(つい混同してしまいがちな箇所)を、テキストや仕訳集、理論集から転記しました。

ちなみに第150回(2018年11月)の試験本番では、教材はこのノートを1冊だけ持っていきました。
日大商学部(祖師ヶ谷大蔵)に向かうバスの中で、パラパラとこのノートを眺めていました。

ノートを用意した理由は?

さて、わざわざノートを用意した理由。
日商簿記1級の試験は、午前9時集合だからです。
(9時に集合して、そこから説明や問題・回答用紙等を配布し、9時14分くらいから試験がスタートする)
商業簿記・会計学と、工業簿記・原価計算の間には休憩時間もありますが、それは実質的には15分くらいしかありません。

日商簿記1級の教材は、テキストが6冊・練習用問題集が6冊、それ以外にも過去問題集やポケットサイズの仕訳集・理論集などもあります。
大量の荷物を持って行っても、全部読み切れるわけがありません。
荷物の重さで肩が凝るだけです(;´∀`)

なので、テキストや過去問の確認は前日の夜までに済ませておいて、試験当日用に、直前に確認しておきたいことをピックアップしたノートを用意しておこう、と思ったのです。

さて、この記事の趣旨は、「日商簿記1級に合格するためには、オリジナルのノートを作らなくてはいけない」ということではありません。
特段ノート作りの必要性を感じていないのであれば、別にやらなくてもいいのです。

ただ、もし、何かしらのノートを作ったほうがいいのかな…と考えているのであれば、そのタイミングは、過去問を9割方マスターした以降が適切だと思います。

自分の弱点や苦手なところがわかっていないと、「勉強に使えるノート」は作れません。
実際にある程度学習を進めてみないと、その解けない問題は、ただ単に演習が不足しているから解けないだけなのか、本当に自分が苦手と感じている論点なのか、その区別がつけられないからなのです。

実際、最初のころは難しく感じていた問題でも、2回・3回と繰り返し解いていけば、難なく解けるようになる問題はたくさんあります。

自分にとっては、リース会計や減損会計、誤謬の訂正、設備投資の意思決定、CVP、歩留差異・配合差異、標準原価計算の問題などがそうでした。

だけど、勉強の後半になると、4~5回解いてもよく間違えてしまう問題、解説を読んでも今一つしっくりこない問題などが1~2割くらい残ってしまうものです。

自分にとっては、デリバティブ取引、合併や株式交換、税効果会計、持分法、キャッシュ・フロー計算書などの問題がそうでした。

日商簿記1級は教材が多いので、試験の直前期にテキストや問題集の全てのページを同じ密度で詳しくチェックすることはほぼ不可能です。
ある程度、優先順位をつけなくてはいけないです。
頻出論点や出題が予想される論点も大事ではあるけど、自分にとって不安に感じている箇所をそのままにしておくわけにもいかない。
ですから、直前期に確認しておきたい論点だけをピックアップして、一つのノートに集約しておくことは、効果があると思います。

※もちろん、ノートへの転記にこだわらなくても、覚えておきたいページのコピーを取る、wordやexcelを使って纏めるのでもよいです。

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コメント

  1. まお より:

    miwa様

    はじめまして。簿記1級を勉強中です。
    1度受験して落ちてブランクがあり再び勉強を再開して6月の
    試験を控えてるのですが、意思が弱いのもありなかなか勉強時間が
    思うように取れません。。
    特に平日は7時~8時頃に帰宅→家族のご飯つくり→片付け→お風呂
    などで落ち着けるのが10時ぐらいになり疲れて試験間近だというのに
    全く勉強しない平日もあります。。。
    miwa様は平日はどのくらい勉強されてましたか?
    残業や家事などで疲れて眠くて勉強したくないときはどのように
    自分を奮い立たせてましたか?><

    2018年6月のサービス回で合格できず今に至ります。。
    今回も過去問を満点が取れるまでやりこめてないので、模試感覚で受けて
    こようと思っています。

    • miwa@管理人 miwa@管理人 より:

      まおさん
      はじめましてコメントありがとうございます。
      2018年6月は近年稀に見る?サービス回だったので、自分も149回を落としたのはかなりキツかったです…。
      平日の勉強時間は、1〜3時間くらいだったと思います。
      夜家に帰ってから勉強するというよりも、朝早く起きて早く家を出て、1時間確保することが多かったです。
      自宅での夜はなかなか難しいので、仕事帰り(旦那がいない夜)はファミレスや図書館によって、1〜2時間くらい勉強してから帰宅したり。
      あと夜の書道の稽古の前に、家に帰らないでファミレスによって1時間半やったりとか。
      でもそれだけだと、なかなか過去問学習が進まないので、平日遅れている分は、土日は3〜6時間くらいやってリカバリーといったところでしょうか(150回試験の前はそんな感じでした)
      過去問のやる気が起きない時は、ハンディサイズの仕訳集を読むとか、テキストや過去問の解説をパラパラ眺めるのでもいいと思います。

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