東京都美術館にて、3月25日(木)~3月31日(水)まで開催される、東方書展に作品を出品し、無事入選通知が届きました。
東方展は、お教室の先生が出品してるので、過去に1~2度観に行ったことはあります。
ただ、出品されている作品は2尺×6尺や2×8尺の大型のものばかりだし、同じ社中から出品しているのは高段者や師範クラスの人ばかりということもあって、自分には縁がないと思っていたのです。
今年も、そういえば月例誌に東方展の出品案内が載っていたっけなーとは思っていたものの、東方展は自分には関係ないとスルーしていました。
なのに、2月上旬のある日、「急な話で悪いんだけど、東方展に作品を出してくれない?」と、先生から唐突に言われました(゚Д゚;)
手本と紙(二尺×六尺サイズ=約60センチ×180センチ)は用意したから、月例の条幅のかわりにコレ(東方展用の)作品を書いてきて!ってwww
えーとそれ、締切いつなんですか??って聞いたら、社中での提出締め切りは2月19日(金曜日)必着っていうじゃないですか!
ひゃ~~~!なんてこったいΣ(・ω・ノ)ノ!!
二六サイズの作品の初出品がまさかの東方展(しかも2週間で完成させるハメになる)とは全く予想していなかった急展開。
さて、なんで急に出品を頼まれたのかというと、どうも今年は同じ社中からの出品者が減ってしまったため、端的に言うと頭数が欲しいからだそうです。
頭数要員…。
ただ、いくら頭数要員といっても誰でもいいわけではなく、最低でも、条幅で行草体の多字数がある程度書ける人でないとお願いできないから(そうじゃないと2週間で二六サイズの作品を書きあげるのは厳しい)、ということでした。
また、入選確率約50%前後の毎日展とは違い、こちらは落選することはほぼない(≒出品すれば都美で展示してもらえる)そうなので、それなら出してもいいかなということで、引き受けることにしました。
出品料+額装料を払って出品するのだから、展示されずに返送されるよりは、たとえ下手でも展示してもらえる方が嬉しいです。
あと、公募展への出品・入選&入賞実績も、今後の昇格試験での合否に少なからず影響してくるようになるので、公募展にはできるだけ出したほういいんだそうです。
準二段の今は、まだピンとこないかもしれないけど、高段者になればなるほど、公募展での実績が響いてくるとかなんとか。
(審査する先生も人間なので、同じくらいの出来栄えで甲乙つけがたいときは、公募展での入選・入賞実績がある方が有利になるそうです)
そんなわけで、今回私が出品した作品はこちらです↓
2週間の突貫工事で練習した割には、まぁ何とか形には…なったんじゃないかなと思います(多分)
それは先生から原寸大の手本をもらっていたので、レイアウトや字の大きさを自分で考えることなく、手本を見て作品を書くだけでよかったからです。
※辞書で字体を確認する作業だけはやりましたが。
なお、この写真は出品前に雅印を押して、先生宅で撮影したものです。
会場では額装されて展示される(はず)なので、会場で観るのが楽しみです。
そんなわけで、会場で私の作品を見かけたら、「あ~~これが例の2週間の突貫工事で書いた作品ね」と思ってくださいw
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