1月10日に、日本刻字展の鑑別・審査の結果通知ハガキがやってきました。

今年は「佳作賞」に入賞しました!2回目の佳作です。
拙作は1月20日(金)~1月26日(木)まで、東京都美術館にて展示される予定です。
一般公募部門エリアのどこかにありますので、興味のある方は探してみてください。
さて、今年の出品作は、「塩」なんですけど、旧漢字の鹽を篆書体で書いているので、初見で読めた人は誰もいません(そりゃそうだ)

出典は聖書の「地の塩 世の光(マタイによる福音書 5章13節~16節)」です。
日刻展向けの作品では、過去4回は中国古典をベースにした作品(六韜三略/曲則全/知好楽/鶏口牛後)を作ったので、今回は趣向を変えて、聖書の言葉から選んでみました。
あと、サムホール縦&漢字一文字の作品もこれまでに作ったことがなかったので、いつもと違うパターンで作ることにしました。
「塩」は腐敗を防ぐことから、優れたもの、役に立つものを示す比喩で「愛と慈悲」を、光は「神の智慧とその働き」を意味しています。
これ以外にも、新約聖書には、「塩」に関する記述が何か所かあることから、聖書では「塩」は重要なキーワードの一つなのです。
ちなみに私はキリスト教徒ではありません。ただ、高校と大学はプロテスタント系の学校に通っていました。
高校では毎朝の礼拝と週1回聖書の授業があり、大学も聖書(またはキリスト教)の4単位が必修だったんです。
なので高校・大学で使った聖書は今でも持ってます。
てか大学を卒業してから20年も経ってるのに、まだ聖書を持ってるんかい!とツッコんではいけない。
読み終わった本やもう読まない本は定期的に処分するようにしているけど、でも聖書は「それをすてるなんてとんでもない!」と言われてるような気がして、いまだに本棚にあります。この調子だと多分死ぬまで持っていそうだなw
作品制作の過程はまた後日書きます。
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