「聖筆」2023年5月号の月例課題を8点提出しました。

今月からは、聖筆の課題のみの提出です。
楷書・随意・仮名・実用細字・条幅・ペン字(規定・随意・ハガキ)の8点を提出しました

楷書課題「殊衂挫於豪芒」(書譜)

衂はなかなか読み慣れない漢字かと思いますが、これは「くじ(ける)」、「はなぢ」と読みます。

随意課題「敦煌效穀人世」(曹全碑)

今後の昇段試験を見据えて、随意課題は隷書を練習しています。
でも、楷書課題を書いた後に隷書を書くと、最初の1〜2枚はどうも筆法がうまく切り替えられない…。
右払いの波法、右払いの線を太めに書いたら、纏まりがよくなりました。

オマケ:「言大傅大尉司」史晨前碑
時間が余ったので、競書誌に随意課題の参考手本として載っていた史晨前碑も臨書してみました。

先生曰く、「同じ隷書でも、曹全碑は洗練されて優雅な雰囲気だけど、史晨前碑は素朴な雰囲気で線に力強さがある。」「逆筆で入るのは(曹全碑と)同じだけど、左払いも強めに」とのこと。
確かに史晨前碑は曹全碑よりも全体的に線が力強く骨太な印象です。

実用細字部

今月は「芸術全集」発売中の案内を書く課題でした。
なんか古本屋さんとかにありそうな古風な宣伝という感じがするのは気のせいだろうか(笑)

旦那氏から「miwa、手本に線の書き込みとかしていないの?それなのによく縦のラインがズレないね。」って言われたのだが、
私は手本の方にはセンターラインのマークをつけて、半紙を十字に折って、その折り目で縦横のラインを調整してるんです。
(毛筆書写2級・準1級、硬筆書写準1級・1級で、縦書きの掲示文を書いていたので、ある程度書き慣れているから…というのもある)

仮名部

「五月雨や おきあがりたる 根なし草」
今月から聖筆の仮名課題も提出します(仮名は玄海の段位で移行したので、準初段スタートです)。

仮名課題は創作(散らし書き)です。
段位と級位で同じ俳句を書くのですが、段位の人は散らし書き、級位の人はまっすぐ書きます。
また、使用されている変体仮名も違います(段の課題の方が若干難しい)

これまでは古筆の臨書だったので、二玄社の法帖をほぼ原寸大に近い形で臨書していました。
ですがこの課題は俳句(五七五)なので、月例誌の手本通りに書いたらとても空間の間が持たない(笑)
なので、結構大き目かつ大胆に書いても良さそうです。

ところでうちの旦那氏も、 かなの基礎帖を卒業し、仮名課題デビューをしました。

だけど「こんなの書けないよ~手本通りに書いてみたけど、下の行が揃わない。どうやったら揃うの??」と嘆いていた…。
とりあえず手本を見ながら、家で何枚か書いてみたものをお教室に持っていったら、先生からは「これ、自分で何て書いてるかわかって書いてる?(字が読めないまま、見よう見まねで書いたね?)」と突っ込まれていたのであった。
下の行が揃うとかそろわないっていう問題じゃないw
でも仮名に慣れてないうちは、手本を見るのと変体仮名を読むこと、両立できないのはしょうがない気もする。

一般ペン字部(楷書・随意・ハガキ)

今月からペン字部の課題を提出することになりました。
一般ペン字部は段の人も級の人も、全員が同じ課題を書きます。
教育部の方は一マス1字だけど、一般部は必ずしもそうではないようです。

ペン字は通常でしたら10級からの新規スタートですが、編入試験の結果、初段で編入させてもらえることになりました。
5月3日記事参照
10級から準初段までは、規定(楷書)または随意(行書)のどちらかで◎がつくと昇級できるそうです。
段位制度は、準初段・初段~準7段・7段→準師範→師範となっています。初段から先が結構長いな~~!

あと今月からハガキの課題も書いてみました。

(今月は石川啄木の短歌?でした)

ペン字部のはがき課題は本物のハガキを使用してもいいし、ハガキサイズの用紙ならば何でもOKなようです(自作も可)

自分でwordで罫線を引いた用紙を用意しようかなと思ったのですが、楽天で、はがきサイズの印刷用紙で比較的安価なもの(200枚入り650円)を見つけたので、それを買いました↓

ハガキ用紙 無地 100mm×148mm 200枚 上質紙135kgを使用しております。官製はがきよりも少し薄めです。各種プリンターでご使用頂けます。

厚さは普通の官製葉書よりも少し薄い程度です。

条幅課題

5月号の課題提出間際に、どうにか1回だけ条幅を書く時間が作れました。
聖筆の条幅参考手本に載っていた、呉昌碩(梅花図)の臨書をすることにしました。
清の時代の作品ということもあってか、何となく現代風な感じがします。

聖筆の条幅課題は、通常の条幅と、創作の2体が出せます。
創作課題は、競書誌に活字だけが印刷されており、書体や布置などは自分で考えて自運するのだそうです(毛筆書写1級の第5問に似ている)

今回は通常の条幅課題1体のみを提出しましたが、毛筆書写1級の試験が終わったら、創作課題の方も提出したいと思います。
毛筆1級の条幅は漢字14字の練習しかしてないですけど、漢字五文字の創作練習もやってみたい。

5月22日に聖筆6月号を受け取ったので、今はもう6月末提出の課題の練習をしています。

前月20日に本が発送され、教室に本が届くのが21日~22日頃。
当月末日(または末日の前日)が競書の締切。

これまでの玄海の提出サイクル(当月の第1週目に本が届く→翌月20日着締切)よりも若干早めなのがまだ慣れない感じです…。

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