2021年7月の月例課題を6点(楷書・随意・研究・細字・仮名・条幅)提出しました。
楷書課題「問子爲誰與」陶淵明・飲酒二十首
今月ももんがまえの漢字が入ってますねー。
実は、「子」の字を楷書で書いたのは、最初に楷書基礎帖で書いて以来かもしれない。
ちなみにこの字、ペン字や鉛筆では曲線で書いてはねるイメージですけど、毛筆では、ちょっと角ばった感じで書きます。
随意課題「無縁言面為歎」王義之・十七帖
字体そのものは草書ですが、原帖を見ながら書いていると、なぜか全体的に墨が重いというか、モッサリした感じになりやすかったです。
先生がキープしていた中で、一番スッキリしている(ように見える)ものを提出しました。
研究課題「茂陵之草故知」太宗皇帝・温泉銘
前回に比べると、画数少な目の字が多かったので、比較的書きやすかったと思います。
でももうちょっと大胆に書いてもよかったかもしれない。
毎回書くたびに、結構クセの強い字だなぁと感じますw
仮名課題・高野切第一種
「ふ(不)ぢはらのか(可)ねす(春)け
ゆふ(不)つくよ お(於)ほつか(可)なき(支)に(尓) たまくしけ(公)
ふ(婦)た(多)みのうらを(遠) あけ(公)てこそ(曽)みめ」
以前よりもだいぶ上達したとは思うのですが、とても写真版に載れる気がしないやつですねw
筆をちょっと変えてみた(先生が使ってるのと同じ筆にした)のですが、結構描きやすくていい感じですね。ただ「キョー和」じゃなくて「寳研堂」じゃないと売ってないらしい…
細字課題
「緑樹陰濃夏日長 樓臺倒影入池塘」
今月の課題は結構難しかったです。
緑樹陰濃夏と、字のバランスがとりづらい(ちょっとズレると途端にバランスが崩れる)ものが続く…。楷書だからごまかしがきかない、っていうのもあるのでしょうけど。
あと、倒や影、入もよく見たら今一つですね~。
条幅課題
「空山無鳥遮 何物如人意 委曲結縄文 離披草書字」
今回は行草体の手本を選びました。
以前、写真版で墨量が不足と指摘されたのですが、だからといって墨量を増やしすぎるとモッサリした印象になっちゃうような気がするしなぁ。
もうちょっと墨をつけて、さらに掠れのところとの落差をつけるようにするといいのかな〜〜。
7月号の写真版
7月号(5月提出)は、楷書・研究・細字の3点が写真に載っていました!
二段でトップ♪ちなみにこの写真の左端下に載っている十七帖(草書)はうちの旦那の作品ですw
左側2列目・上から二番目のが私。
左から4列目の一番下のが私。
先日も書いたと思いますが、7月号には春の昇格試験の結果が載っています。
無事合格したので、今月の課題から二段で出品しています。
試験と同時期に練習していた毎日展は、今年は残念ながら落選してしまいましたが、昇格試験のほうは、トップで合格できていてよかったです。
変な話かもしれないけど、今の私にとっては毎日展は落選でもしょうがない(そもそも期待されてなかったし)と割り切れるけど、段位の昇格試験に落ちるのは嫌だったので、試験はちゃんと受かっていて安心しました。
これがもし両方ともダメだったら、多分2週間くらい立ち直れなかったであろうw
来年の毎日展は…そもそも出品できるかどうかすら微妙…。
というのは、来年1~4月は、太極拳のほうが忙しくなりそうだからです。
今年は1~3月は、コロナの影響でほとんどの大型イベントが中止になってしまったけど、ワクチン接種が進んでいけば、来年1月の東京都フェスティバル、3月の東京都大会と神奈川県フェスティバルは、パンデミック以前と同様のスケジュールで行われると思うんですよね。
となると、締め切りが早い漢字部Ⅰ類(※社中で取りまとめて出品するため、4月中旬までに完成させる必要がある)は、太極拳の大会・表演・検定の練習と、書道の昇格試験(3月〜5月中旬締切)がガッツリ重なってしまうので、練習時間の確保が難しくなりそうです。
私としては、毎日展と昇格試験のどちらが大事かというと、今は昇格試験のほうに軍配が上がるので、四段に上がるまでは昇格試験を優先したいです。
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