(2020年3月)大人書道3年目の練習月記 行書と仮名で写真当選!

3月20日締切の月例課題を6点(楷書・随意・研究・条幅・細字・仮名)提出しました。

楷書課題「日入群動息」

日入て 群動 息(や)み (陶淵明 飲酒二十首其の七より)

今月は比較的画数が少な目で、難易度はそれほど高くなかったと思います。

ただ、このような課題の時は、画数の少ない字(日・入)は強く太く書く必要がありますし、基礎点画がしっかりしていないと上手に見えない、というのはあります。

随意課題「何如空海推常」 空海・風信帖

「海」が普段見慣れない字体(毎の下に水)ですが、書写体にはこういう字体もあるんですね。

この間、硬筆書写2級を受験したとき、理論の勉強で覚えたやつ。

それにしても、右3文字(海推常)が縦長でスペース足りないんですけどwww
こういう時は、字を少し横長に張り出して貧弱さをカバーするんだそうです(へぇー)

研究課題「之時言未馳而」褚遂良・雁塔聖教序

昔昔分形分蹟の時には、言未だ馳せずして化を成し

原帖では「馳」の右の曲げはねが結構長いんだけど、半紙ではそれが再現しきれない…。
昨年の「曹全碑」もそうだったけど、横のスペースが足りないのもまた書きにくいですな(我侭である)。

条幅課題(仮名)

木ゞの心花遅可ゞらし昨日介ふ 世二う春くもり春雨の婦る(永福門院)

今月の条幅は仮名を書きました。

仮名の場合は、漢字とは違った「柔らかさ」がキモですね。
筆をあまり押さえないで、スッと軽く入る。
でもどうしても、入筆やハネなどで、つい筆を押さえちゃうんだよなー。これは漢字を書く人の癖ですね。

今月仮名を書いた理由は、2月号の月例誌にたまたま仮名の参考手本が載っていたから。
ただそれだけで、あんまり深い理由はないです(おいw)

月例誌の条幅部門参考手本は、毎月、楷書・行書・行草・草書の四体が載っています(いずれも2行・20字)。
が、1年に2~3回くらい、3行(多字数)・4字(大字)・14字などの変わり種(?)の手本も載っているのです。

先生に「今月はこれ(仮名)書きたいです」と言ったら、「仮名条幅の筆は(普段行草体を書く時に使っている羊毛の筆とは)違う筆を使うけどいいの?」と聞かれました。

えっ(゚Д゚;)!そうなん!?

仮名条幅用の筆(ミンク製)です↓

新宿(新大久保)の「キョー和」で、定価1万円のところ、45%オフのセールの時に5500円(税抜)で入手した筆を譲ってもらいました(もちろん先生には5500円+消費税分を払いましたよ)。

つまりこの筆が欲しかったらキョー和で筆のセールをやってる時に買いに行くのがいいわけですな。
10,000円と5,500円は全然違うし。
(とはいえ、仮名条幅を書く機会はそれほど多くはないと思いますが…)

というわけで、次また変わり種の手本が載っていたら、その時はまた積極的に書いてみたいと思う。
こうして筆がどんどん増えていくんだなw

オマケ:仮名は名前を書かず、雅号印を一つだけ押します。
(通常は落款+本名印+雅号印)

細字課題

春風疑うらくは天蓋に到らざらん
二月山城未だ花を見ず
(戯に元珍に答う:歐陽脩)

細字も3か月目。
競書誌の参考手本をもとに書いてると、どうしても字が小さく細くなってしまいがち。

でも紙のサイズと文字の大きさは少し慣れた感じはします(自分比で)

仮名課題

た(多)が(可)たまづさを か(可)けてきつらむ 友則
粘葉和漢朗詠集

旅人のむすぶしづ くに 濁り てももとの 清きに かへる 水かな
(たひ人のむ春婦し徒 久に 耳こ利 てもゞ登の 清支耳 可邊る み徒か奈)

なんで半紙1/2サイズの課題と、半紙サイズの課題の2種類を書いたのかというと、3月号で8級→7級に上がったからです。

7級以上になると半紙課題に変わるため、急きょ半紙の方の仮名課題も書く羽目になったのでしたw
(なのでハーフサイズの方はお蔵入りに…_| ̄|○)

半紙サイズの方は、ほどよい大きさで書くのが難しかったです。
競書誌の手本は縮小サイズなので、どうしても字が小さくなっちゃうんだよな…。
本当はもう少し大きくてもいいんですけど、だんだん小さくなるw

さて、3月号では、随意と仮名が写真に載っていました!

随意はトップで当選♪°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°わ~~い!
初期の頃は楷書ばっかり載っていたけど、最近は随意の方がよく載ってる気がするw
写真に載せてもらえるなら別にどっちでもいいですけどね。

そうそう。今月から、準初段に名前が載ってます。
薄々わかってはいたけれど、段位に上がると、条幅や研究、細字で写真に載るのはなかなか厳しそうです。
だって準初段~準四段までは同じカテゴリーで成績がつけられるから。
この中で上位に入るにはもう少し(かなり?)練習が必要でしょうね。

そして3月号には、もう5月締め切りの春期昇格試験の案内が載っているという!

3月号で初めて準初段の欄に名前が載ったばかりなのに、もう初段の試験のことを考えなきゃいけない&練習を始めるなんて結構慌ただしい。
でもこの慌ただしさは、四段に上がるまで暫く続くんだよな~。

というわけで、初段昇格試験に向けての練習もボチボチ始めますよ~。

まだ課題の字句を書体辞典で調べてみただけですけどネ(笑)

先月の練習

仮名の昇格試験

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コメント

  1. りゅう より:

    みわさん何でもできて
    羨ましす(*´∀`*)

    超人かよ←

    3月1日に殺意芽生えながらも
    受験してきた甲種5類
    早くも本日結果出て
    一発合格できました(๑•̀ㅂ•́)و✧

    個人的には甲種1類〜甲種5類までの中では1番勉強しやすく簡単に思えました。
    乙6の次に難しいくらいかな

    感染拡大でも唯一?中止延期にならない
    危険物や消防設備士w

    7月に甲種特類と甲種3類のW受験
    いっちゃう?いっちゃう?w

    • miwa@管理人 miwa@管理人 より:

      りゅうさん
      中止にならない試験といっても、兵庫や北海道は中止になってしまったみたいですね。
      甲種5類、合格オメです!
      確かに、1~4類に比べるとやり易いですよね。
      科目免除が法令共通しか使えないのが微妙ですが…。
      そこを差し引いても、甲4と同じくらいの難易度だと思います。

      >7月に甲種特類と甲種3類のW受験
      やりたいならやってみたらいいじゃない。
      私だったら絶対やりたくない組み合わせだけど…。

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