資格試験は「いつか受けよう」と思ったまま、受けずじまいで終わることが多い

うちの夫が、「最近、【実は○○の資格に興味があるんだけど】と相談されることがあって、試験の内容とかいろいろ教えてあげたりするのね。でも実際に試験を受けた人はほとんどいないんだよ。何で皆試験を受けへんのかな?
などとボヤいていました。

それは私も、つい最近まで似たようなことを思ってました。
「なーんだ、(人に相談しておいて)結局はやらないんだね」って、ガッカリしていたものです。

…だけど、久しぶりに「人生がときめく片づけの魔法(近藤麻理恵)」を読み返してみたところ、「その本を買った瞬間には、資格を取ろうという意欲があったのは確かだけど、受験にいたるまで勉強が続けられる人って、実はそんなに多くはないんじゃないか?」と考えを改めたのです。

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いつか読むつもりの「いつか」は永遠に来ない
(前略)
未読の本の定番ともいえるのが、英語の本と資格の本です。
本をたくさん持っている人は、間違いなく意識が高くて、勉強熱心な人です。だから、お客様の本棚に、参考書や勉強の本がズラリと並ぶ光景を見ることも珍しくはありません。
英語の本は、たとえばTOEICの参考書、海外旅行に役立つ英会話、ビジネスで使える英語など。資格の本は本当にさまざまで、簿記、宅建、秘書検定など定番モノから、アロマテラピーや色彩など、こんな資格もあるのか……と感心することもしばしば。このほか、学生時代の教科書や、ペン習字の練習帳なんかもよく見かけるものの一つです。

そんなわけで非常に発見率の高いこれらの勉強本、もしあなたが持っていて、「いつかやろう」と思っているならば、今すぐ捨てることをおすすめします。

なぜなら、多くの人が、実際には持っている勉強本を使っていません。その実践率たるや、私のお客さんの場合、なんと15%以下。ほとんどの人が本を買ったものの活用していないのです。それでも捨てられない理由を聞いてみると、「いつか勉強したいと思って」「時間ができたらやろうと思って」「英語を身につけたほうがいいと思って」「経理なので、簿記の勉強をと思って」と、まさに「思って」のオンパレード。

「思った」だけで、まだ手をつけていない勉強本は、絶対に一度捨ててください。
本を捨てて初めて、その勉強に対する自分の情熱がわかります。捨てても何も変わらなければ、それはそれでよしとしましょう。捨ててもまた本を買いたくなるほどであれば、また買ったときに今度こそ勉強すればよいのです。

近藤麻理恵「人生がときめく片付けの魔法」より引用

持ってる勉強本の実践率は15%以下。
裏を返せば、85%の勉強本が、使われないまま本棚で死蔵化しているともいえます。

近藤麻理恵さんの片付けレッスンを受けているお客さんは若い女性が中心で、年齢層や性別、地域等のサンプルが偏っているかもしれません。ただ、男性の勉強実践率が女性と比べてべらぼうに高いかというと、決してそんなことはないと思います。

となると、「本を買った後の勉強実践率」は、多少高く見積もったとしても、せいぜい3割程度が関の山なのではと思うんですね。

よっぽど「この資格をとらないとリストラの対象になる。もう後がない」的な、切迫した事情でもない限り、単に「資格があったらいいよね」程度の軽い動機で本だけ買っても、勉強を続けられる人は少ないのが現実なのでしょう。
(だからこそ、試験に受かりたかったら「まずは願書を出してしまおう」「周囲の人に取得宣言をしよう」と言いたいのです。)

なので、miwa夫には、

・資格試験に興味を持ってる人や本を買う人はそこそこ多いけど、実際に買った本を繰り返し読んで勉強する人は少ない。そこから試験を受けて合格できるまで勉強ができる人は更に少ないんじゃないか。

・資格本を買っただけで、勉強の第一歩を踏み出したことにはならない。

・単に資格に興味があるとか、本を買っただけでは、どの程度にやる気があるのかはわからないけど、もしその人が実際に試験を申し込んだら、その時はまた具体的に相談に乗ってあげればいいのでは?

と言っておきました。

っていうか、こんなこと言ってる私も旦那も、本を買ったはいいけど結局受けなかった資格や、出願して受験したはいいけど、現状不合格になったっきりそのまま放置している資格がいくつもあるじゃないですか。

それこそTOEICの教材…私の本棚にも眠ってましたし(笑)
(冬眠中のTOEIC教材は、2年前の片付け祭りで処分しましたが、結局その後買いなおしてもいません。私の英語に対する情熱はその程度でしかなかったってことですね。)

旦那の本棚にだって、私が使った資格の本(測量士補や貸金など)が眠ったままになってるしw
「ボクもいつか受けたいと思って」って言ったままね(苦笑)

今回は何が言いたいのかというと、「受けたい」という脳内の願望と、「受ける」という現実の行動の間には、深い深い隔たりがあるってことです。

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コメント

  1. わたる より:

    み、みわ先輩、今日も恐縮しています。

    みわ先輩の分析はいつも奥が深いです。

    私は、将来受けたいと思う難関な試験の参考書なんかを買って、まだ受けないんだけど、部屋に飾ってます。

    大きな目標があることがモチベーションを保つのにいいです。

    自分の守備範囲外なんだけど一見簡単そうなんで問題集を買ってみたけど、やってみるとメンドイからやめたっていう本は少しあり、反省してます。


    先日、財務戦略エキスパートをうけましたよ。金融業務能力検定のCBTなんで、事業承継M&Aエキスパート以来のピアソンでした。やっぱりまた写真を撮られました。嫌だな、と思いながらも、自分で撮ってもってくるより楽かなともおもいましたよ。

    2時間の試験なんですが、事業継続の時みたいに1時間で退出することなく、最後までいました。計算問題を最後まで考えていて、最後までいました。

    点数は70点以上で合格の87点でした。嬉しかったです。旧試験であるCFOプロフェッショナルコースは記述もあったんですけど、全部選択になったんでやりやすかったです。内容も公式問題集をしっかりやればいけると思いました。


    これもみわ先輩のおかげだとおもいます。ありがとうです。

    次は、ビジネスキャリア検定の人事、人材開発2級と生産管理オペレーティング【購買物流在庫管理】2級です。

    がんばりますね!

    • miwa@管理人 より:

      >わたるさん

      じゃあその難関試験の本は、わたるさんにとっては「モチベーションを保つ」という役割なのでしょうね。
      だったらそのまま取っておいてもいいのではないでしょうか。
      (いつかやろうやろう、という罪悪感を呼び起こすなら捨てたほうがいいのかもしれないけど)

      財務戦略エキスパートCBTを受けてきたんですね。お疲れ様です。
      全部選択問題で、公式問題集の問題が出るなら私もどこかでチャレンジしてみようかな。

  2. ゆき より:

    みわさん、こんにちわ~
    販売士の試験もあと1週間を切った状態・・勉強は順調に進んでいますか
    自分はとりあえず過去問、問題集2回転目に入りなんとか間に合いそうかなと(汗)

    今回の話題はよく友人と話したりしていますが
    結局、その資格を取得した自分の姿を受けると思った時点で明確に想像できるか
    そしてインプット段階で絶対に挫折しない強い気持ちが持てるか
    この2点がしっかり描ければ大丈夫じゃないかなって結論でした。

    自分は取得した姿がより大きく満足できるものの方が
    モチが維持できると思っているので友人には目標が大きく持った人を羨ましく思い
    自分は診断士に設定しています。
    その道中でモチを維持するための全経上級、ビジネス会計1級、販売士2級、ビジ法2級と
    少しは自分に“ご褒美”を与えて(まあ副賞は美味しいものくらいですかねw)
    楽しいと思えること大事なことだと思っていますょ

    蛇足ですが先週、建設業2級を受けてきて(いつもビジ会と試験が重なって泣)
    上級の会計学や建設会計に少しは役に立ってくれるかなあと。
    幸い、全経1級受かったあとだったこともあり、勢いで来週の計算実務も受けて来年、
    経理士の申込みをしようかなと思っています~

    来週、がんばりましょう//

    • miwa@管理人 より:

      >ゆきさん

      あんまり順調じゃないですねー。問題量が多いので、中々問題集が終わんなくてね。本当に間に合うのか!?>リテマ2級

      >その資格を取得した自分の姿を受けると思った時点で明確に想像できるか
      そしてインプット段階で絶対に挫折しない強い気持ちが持てるか

      そのくらい強いものがあれば、挫折せず頑張れるとは思うけど、そもそもそこまで強いモチベーションが持てる資格…となると、結局は「やらない」という結論になっちゃいそうかな(汗)
      そこまでの強いモチベはなくても、せっかく買った勉強本をうまく生かす、興味を確かな知識に育てていくにはどうしたらいいのかな…というのも試行錯誤している最中だと思っていただければと。

      経理実務士も狙っているんですね。簿記1級がとれたら、あともう少しですよ!
      立派な認定証もモチベ維持に役立つと思います(笑)

  3. takataka1917 より:

    こんちは。
    ワタクシは、簿記原理、財務会計、財務分析、原価計算、管理会計、法律書、経済学、経営学といった分野の専門書が大量にありますが、読んでないのが多いです…本が大好きで買い集めたものです…
    これらの本は処分すべきなのでしょうが、多額の資金を投入して購入したもので、処分出来ません…改定版が出れば買い直すんでそんときブックオフに売る感じです。
    行政書士終わったら、少しずつ読もうと思います…読破するのに数年かかるでしょうが…
    さて、今度の日曜に会計ソフト実務能力試験を受けます。時間内に終わるか不安ですが、頑張ってきます。ちなみにこの試験は今年度をもって終了するそうです。
    なお、資格参考書類はなんとか使い込んでるつもりです。合格後、売り物になるのはブックオフに売って、売り物にならないのは捨ててます。

    • miwa@管理人 より:

      >takataka1917さん

      ちゃんと読んで活用する見込みがあるなら、別にいいんだと思います。
      実際に資格試験も受けていらっしゃるし、難関の財務系資格もいくつかお持ちのところを見る限り、本がムダになっているという感じはしませんよ。
      こんまり流にいうなら、「その本にときめきを感じるならとっておけばいい」ということかと。

      ただ、実態として、使われないまま死蔵化している本が多いということ、いつかやろうやろうと言ってるのに中々手がつけられないのが実態だからこそ、思い切って処分したほうがよい、という話だと思います。
      コレを読んだとき、本を買うという行動と、実際に勉強する・試験を受けるという行動のギャップを感じたんですよね。

      • takataka1917 より:

        確かに本にときめきを感じます。また、本棚に飾っている本を見ると何故か心が落ち着きます。大事に本をとっておきまたいと思います。
        お返事いただいて心が洗われた気がします。ありがとうございます。

  4. 履歴書に何か書きたい。 より:

    みわさん、こんにちわ
    ほんとそのとおりだと思います。少し時間がある時に書店での立読みして衝動買いする
    資格本が本棚にたくさん眠ってます。なかなか捨てられず困ってます。多分参考書代だけで4万円は、いってます。涙。。。。。。ホント参考書を作っている会社はつぶれないですね。

    今からBOOKOFFに出動します。
    決心がつきました。ありがとうございます。

    これからもよい記事お願いします。応援してます。

    • miwa@管理人 より:

      >履歴書に何か書きたい。さん

      ずいぶん思い切った行動をしましたね!
      ちなみに私も、2~3年前にたまった参考書を処分しましたが、困ったことは殆どありませんでしたよ。
      ビジマネを受ける時に、「あーメンヘルの問題集があればよかったかな」と思ったくらいかな。
      勿体無いのはわかるけど、あまり聖域化しすぎないことが大事なのかなと思います。

  5. fujitaka_1 より:

    「とりあえず、願書出すべし!勝負はそこから」ですね!!

  6. >「いつか受かるだろう」と思ったまま、受からずじまいのことの方が多い

    なんてことになりそうな気がしてきました(笑)。
    情報処理技術者試験来年から13区分完全制覇する日は果たして来るのか…?

    • miwa@管理人 より:

      >名も無き資格への挑戦者さん

      そんなこといわず、13区分完全制覇への道も一歩から!ですよ。

  7. 受験性A より:

    あけましておめでとうございます。
    次から次へと受験するにはどういう取り組み方(姿勢)が大事でしょうか?

    サービス業務をするので、現場に近い勉強もすることにしました。
    畑違いなので必死にやらないといけないのですが、
    どうしても工業高校生が取る資格と思ってしまい、受験申請や参考書を買ってもやらずにいたります。

    今年はそういうことがないようにするために受験しますが、
    何分現場系の資格は細かくいろいろあるため、すぐ切り替えて受験し続けなければいけません。

    切り替えがうまくいかず、一端受験しても気が付けば、1,2年資格試験勉強していないなどざらです。

    心構え、取り組み姿勢から良くないと思いましたので、何かヒントになるアドバイスお願いします。
    良く資格を取る人は受験会場の帰りがけから次の資格の勉強を開始するようですが、
    それも有効でしょうか?

    • miwa@管理人 より:

      >受験性Aさん

      一つ受験したら、その試験と関連している試験を続けて申請する
      たとえば、危険物乙4→危険物乙1・2・3・5・6→危険物甲種
      あるいは二種電気工事士→消防設備士甲種4類・乙種7類とか。

      技術・現業系の資格はこのような免除関係になるような資格であったり、ステップアップがしやすい資格が多いので、それらを片っ端から受けていけばいいでしょう。
      そうすると、最初の一つはキツイかもしれないけど、次の資格は10の労力が必要なところが、5~8くらいの労力で取れるわけです。
      何か一つを取ってそこで終わりにするのではなく、その資格を取ることでステップアップorスピンオフできる資格がないかどうかを視野に入れてみてはどうでしょうか。

  8. 下端舎弟 より:

    本の読み方3種類というのを聞いたことがあります。

    精読
    乱読
    つんどく

    らしいです。

    自分も消防設備士の制覇の為、さっさと願書出して頑張ります!

    • miwa@管理人 より:

      >下端舎弟さん

      精読・乱読・つんどく ですか。

      私は昔は「つんどく」が多かったんですが、最近はあまりしなくなりましたね。
      ただし精読もあまりしなくなってきてるかも…。