7月から始める、宅建独学一発合格勉強法② 38点を目指す

takkengoukaku

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宅建はシンプルな試験!

宅建は行政書士のように記述式・多肢選択式もなければ、社労士のようにイヤラシイ選択式もありません。
また、科目ごとの足きり点もありません。
4肢択一の50問・2時間のごくシンプルな試験です。
問題集を一通り解いてみて、そこから立てた、私の宅建試験での最低獲得目標点は、

権利関係が10/14、宅建業法17/20、法令上の制限が5/8、税・価格の評定が2/3、5問免除科目が3/5の37点を得点することでした。

38点を目指す理由

何故37点を目標したのかというと、過去の合格最低点の最高が36点で、ここ近年の合格最低点は33点~35点の範囲に収まっていたからです。

※もっとも、私が受験したときは37点目標で得点計画を立てていましたが、H22、H23と2年続けて合格最低点が36点だったので、H24以降の得点計画は38~39点にするのが無難かもしれません。
H21年度試験より、権利関係の出題が減り宅建業法の出題が増えたことにより点数が取りやすくなった→受験生全体の点数が上がっているように見受けられます。

実際にはフタをあけてみたら、権利関係7/14、宅建業法17/20、法令上の制限6/8、税・価格の評定3/3、5問免除4/5と、計画通りにはいかなかったのですが…点数はぴったり37点で無事合格でした(平成21年度の合格ラインは33点)。

権利関係の点数がよくないのは、他の合格者なら得点できているはずの区分所有法・借地借家法・不動産登記法が全問不正解だったためです。
正直言うと、この点に関しては私自身の勉強のツメが甘かったです。もう2~3回くらい過去問を回して完璧にしておけばよかったと反省しています。
ココを読んでる皆さんは、この箇所については2~3問は正解できるようにしてくださいね。

たかが1点、されど1点

あと、宅建業法でも1問問題を読み間違えてマークしちゃったのもあったな…。
これはただの勘違いというか、よくあるケアレスミスというやつですが、できるだけそういうくだらないミスは減らしましょうw

宅建は、ボーダーライン(32点~36点)の受験生が一番多いです。「あと1点」で泣く人がとても多いのです。
ケアレスミス1問のせいで不合格になったら泣くに泣けませんから。

「権利関係」から解くな!

また、試験当日の問題の解く順番も少し工夫しました。
ウォーク問を回しているときは気づかなかったのですが、宅建50問の順番は
問1~14: 権利関係(民法10問、借地借家法・区分所有法・不動産登記法が4問)
問15~22: 法令上の制限(建築基準法など)
問23~問25: 税・価格の評定
問26~問45: 宅建業法
問46~50: 5問免除科目
ということを直前に知りました。

ウォーク問は①が権利関係、②が宅建業法、③が法令制限その他、虎の巻でも権利関係→宅建業法→法令上制限→その他…となっているので、この順番だと知ったときは、テキストと順番が違うんだなぁと思ったものです。

第1問目の民法問題はたいてい難しい

社労士試験の時に講師から聞いたことなのですが、国家資格の試験問題は「第1問目は受験生を惑わすために長文や難問を用意している」ということが往々にしてあるものなんですよ。

で、実際の試験の1問目は権利関係、つまり民法です。
法律系国家試験の民法問題は基本的に現場思考のものが多いので、試験直後のテンパリストな状態で解いても混乱して間違えてしまうだろうな…と思いました。

なので、私は試験開始の合図の後は真っ先に一番最後のページ(問46~50の5問免除)を開いて、5問免除→宅建業法→税価格→法令上制限→最後に権利関係をじっくりと解くという順番で解きました。

直前に詰め込んだ知識を忘れないうちに…という意味もありますが、解ける問題を解いているうちに冷静になるものです。
答えがすぐにわかる知識問題はさっさと解いて、民法系や民法+業法の複合問題・個数問題は後で解くのがいいかと。

宅建業法は満点を狙う気持ちで!

権利関係は範囲が広い割に14問(民法10問・区分所有法・借地借家法・不動産登記法で4問)しか出題されないのですが、宅建業法は条文が全部で86条しかないのに50問中20問出題されます。

宅建業法最低17点、できれば満点を狙うくらいの気持ちで、重点的に勉強しましょう。

宅建業法攻略のコツは、民法との対比です。
宅建業法は「民法」の特別法であって、立場の弱い消費者の利益を保護する・取引を公正に行うための法律だということを頭に入れて、民法の規定(契約関係)と比較しながら覚えるのがいいと思います。
宅建業法の項目で、民法との複合問題もいくつか出題されます。

特に、「35条重要事項の説明」と「37条書面の交付(契約成立後に交付する書面)」の違いは明確におさえておきましょう。重要事項説明と契約成立後書面の問題は毎年出ます。

また、基本的には消費者利益保護の法律なので、民法の規定よりも消費者が有利になる規定が多いのですが、瑕疵担保責任だけは例外です。
民法570条・566条3項:瑕疵の事実を知ったときから1年間
(売主の瑕疵担保責任)
第五百七十条  売買の目的物に隠れた瑕疵があったときは、第五百六十六条の規定を準用する。ただし、強制競売の場 合は、この限りでない。
(地上権等がある場合等における売主の担保責任)
3  前二項の場合において、契約の解除又は損害賠償の請求は、買主が事実を知った時から一年以内にしなければならない。
宅建業法40条:引渡しから2年
(瑕疵担保責任についての特約の制限)
宅地建物取引業者は、自ら売主となる宅地又は建物の売買契約において、その目的物の瑕疵を担保すべき責任に関し、民法 (明治二十九年法律第八十九号)第五百七十条 において準用する同法第五百六十六条第三項 に規定する期間についてその目的物の引渡しの日から二年以上となる特約をする場合を除き、同条 に規定するものより買主に不利となる特約をしてはならない。

宅建業法は毎年出題論点が割とワンパターンなので、過去問数年分をやれば出題論点を網羅できます。
このセクションについては、過去問をただやるだけでなく、基本書もきちんと読んで、完璧にしてもいいと思う。

簡単な問題でも1点・難問でも1点

何が一番大事なのかというと、当日の試験で合格点以上の点数をとることです。

合格点は、受験生のうちの上位15~17%の人数で決まるので、一概にはいえませんが、例年の傾向からすると当日の試験では36~37点がとれれば大丈夫でしょう。
私が知ってる限りでは、合格最低点が36点より上の点数になったことはありません。

その肝心の宅建の本試験で36点以上とれる知識は、過去問で問われてきた論点や知識をマスターすることで十分身につくものです。

勿論、過去問では見たことがない問題も出題されますが、そんな問題はごく数問だけです。
そこに惑わされないで、落ち着いて問題を解いてください。
4択のうち、全部が見たことのない論点ですか?どれか一つか二つくらいは見たことがあるものが混じってるはずですよ。

問題文をよくよく見ると、問題の大半は過去問の焼き直しということに気づくはずです。
簡単な問題でも1点、難解な問題でも1点です。傾斜配点はありませんし、足きりもありません。

だから苦手分野で且つ重要でない論点は思い切って捨てて、頻出事項と出題実績のある項目に絞って勉強しても問題はありません(捨てた分は他で確実に得点できるようになる必要はありますが)。

私は試験直前期には、ページ数の少ない虎の巻から更に民法で過去に出題実績がない項目(+10年に1回くらいしか出たことがない項目)や法令制限のうち建築基準法などは全部捨ててしまいました。

宅建は「落とさない人」が合格する試験

合格している人は、難解な論点や判例をマスターしている人ではなく、過去に何回も出題されている基本的な論点を確実にマスターしている人、誰もが解ける簡単な問題をミスなく得点している人です。

試験が始まる直前まで諦めないで、頑張って合格をかちとってください。

参考:過去の合格率と合格点データ ~合格率ほどに難しい試験ではない

H24 申込者236,350人 受験者数191,169人 合格者32,000人 合格率16.7% 合格点33点
H23 申込者231,596人 受験者数188,572人 合格者30,391人 合格率16.1% 合格点36点
H22 申込者228,214人 受験者数186,542人 合格者28,311人 合格率15.2% 合格点36点
H21 申込者241,944人 受験者数195,515人 合格者34,918人 合格率17.9% 合格点33点
H20 申込者260,591人 受験者数209,415人 合格者33,946人 合格率16.2% 合格点33点

※合格率こそ20%を切っていますが、実際には記念受験的な人や職場からの強制受験でやる気のない人・勉強のやり方がよくわかってない人(=勉強をせずに本試験を受けにきた受験生)も多いです。

なので、過去問数年分で出題された論点をキッチリ理解できるまで勉強してきた受験生はほぼ間違いなく合格できます。そういう受験生にとっては「合格率ほどに難しい試験ではないな」と感じられると思いますよ。

コメント

  1. 20's資格取得者 より:

    こんばんは、以前にも2級ボイラー技士の受験の際に質問させていただきました。
    ボイラーに関しましては無事合格できました。
    ありがとうございます。
    来年の話なのですが、宅地建物取引士を受験しようと思っています。
    過去問ありきなのはわかっています。
    まず最初にどのように勉強すれば良いか教えてください。
    いきなり過去問をとりあえず解いて、そこから勉強を始めるのか、
    テキストを1周してから過去問を解き、そこから深く掘り下げていくべきなのか
    悩んでいます。ご教授願います。
    宜しくお願い致します。

    • miwa@管理人 より:

      >20’s資格取得者さん
      ボイラー2級、合格おめでとうございます。よかったですね。
      宅建は、
      >いきなり過去問をとりあえず解いて、そこから勉強を始めるのか、
      テキストを1周してから過去問を解き、そこから深く掘り下げていくべきなのか

      既に他の法律系の資格の勉強をしたことがあるなら、いきなり過去問でいいと思います。
      そうじゃないなら、一度テキストをザッと読んで(太字で書いてあることを拾い読みする程度でいいので)、どういうことをやるのかを掴んでおくといいですね。

      今は権利系と業法の問題が結構難しくなっているようなので、どちらにしろ過去問とテキストを行ったり来たりすることになるとは思いますが。