7月から始める、宅建独学一発合格勉強法① やるべきことを絞る

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法律系国家資格の登竜門的な扱いをされている宅建ですが、例年の合格率はだいたい15~17%です。
つまり受験者100人中17人しか合格できない試験なので、世間でいう「宅建は簡単」という言葉をまにうけて侮ってはいけません。

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その代わり勉強すれば誰でも受かります

でも、短期間でも独学で合格することは十分に可能な試験です。
そして、7月に願書を提出してから勉強を開始しても、やり方さえ間違わなければ、十分に合格ラインを超えることは可能です。

ちなみに私、宅建を受験した動機は「夫に誘われたから」であって、不動産業に従事したことは一切ありませんし、不動産には全くもって興味がありませんでした(じゃあホイホイと誘いに乗るなよって感じですが)。

そもそも、宅建って何の資格なのかすらよくわかっていない(大平光代氏の「だから、あなたも生きぬいて」を読んでその名前を聞いた記憶があるというレベル)でしたが、どうにか2~3ヶ月の勉強で1発合格することができました。

薄い参考書と過去問のみ

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そんな私が宅建対策としてやったことは…

入門書を1冊読んで、過去問3冊(LECのウォーク問)を何回も繰り返し解いて、薄いテキスト(LECのどこでも宅建 とらの巻)を読んだだけです。

それ以外のことはやっていません。

というか本試験までの間に、過去問を解ききるのが精一杯だったというのが実情ですが…時間がなかったおかげで図らずとも必要最低限の勉強で済んだともいえます。

ウォーク問を選んだ理由

何故LECのウォーク問を選んだのかというと、解答の肢ごとにそれぞれ1行でポイント(正誤の理由)が書いてあってわかりやすかったからです。

まずウォーク問を選んで、「出る順テキスト」を買おうかそれとも「とらの巻」1冊で済ませようか…考えた結果、どうせ「出る順」を買っても読みきれないだろうし、薄い虎の巻1冊でいいかなと(苦笑)

ちなみに、この記事のタイトルは「7月から始める、宅建独学一発合格勉強法」となっていますが、実際には1~2ヶ月あれば十分合格可能だと思います。

私が実際に勉強をはじめた(虎の巻とウォーク問を買った)のは願書の提出が終わった後、7月終わりくらいからでした。
が、毎日3~4時間びっちりやっていたわけではなく、7月終わりから9月下旬までは1日1時間ずつくらい(つまり通勤の往復電車の中で虎の巻を読むor問題集を解く)のペースでゆっくりやっていて、10月に入ってからラストスパートで過去問を回しまくったというのが事実です。

六法を読むなら、過去問の解説を読もう

宅建に合格するためには、六法を購入する必要はありません。
六法を読んでる暇があったら、手持ちのテキストと過去問の解説をしっかり読みましょう。

特に、×の肢がどうして×になるのか、その理由をきちんと理解するようにしてください。そこが出題のツボだからです。

特AとAランクは確実にマスター、Cランクは捨てる

また、基本書を1から10まですべて理解する必要もありません。
1ページ目から丁寧に読んでいたらいくら時間があっても足りなくなります。

テキストや過去問には、特A・A・B・Cランク、★★★、★★、★、「絶対トラねば!」「トラねば!」「トラずとも…」といった重要度のランクが付いています。

そのうち特A、A、Bとランク付けられた論点が理解できるようになっていれば十分試験には対応できます。
事実、私は直前期になったらCランクのページと問題は全部捨てました。

むしろ過去問の問題文と解説文を一通り読んでみてから、過去問でよく出題される箇所や理解しづらい箇所については知識の整理をするためにテキストを読みました。

過去問を一通り解いたら→虎の巻。
虎の巻を読んだらまた過去問に戻る…というサイクルで頻出事項は確実に得点できるようにしていきました。

ウォーク問で得た知識(点)を虎の巻で復習することで点と点をつないでいく、というイメージです。

優先順位を意識しよう

よく出題されるところはじっくりと、たまに出題されるところはそれなりに、難しすぎるところや殆ど出題されない箇所は「そういえばテキストに載ってたな~」というレベルの理解でいいです。メリハリが大事です。

勿論、Cランクの問題が全く出ないわけじゃないんですが、出されたとしてもせいぜい数問です。
出題されたとしても、その手の難しい問題は殆どの人が解けません。
その問題に正解した人は、たまたま4択で適当に○をつけたら当たっちゃったラッキーな人だけですから気にしなくてもいいです。

誤解がないように申し上げると、難しい箇所は勉強する必要がないのではなく、試験合格のためには勉強の優先順位が低いだけです。
見たことがない新作問題が出たときは、試験が終わって自己採点するときにでも覚えればいいと割り切りましょう。
難解な論点については、試験が終わってから実務に就くときにでも、じっくりと時間をかけて理解すればいいことです。

模試の結果に一喜一憂しない

更に、私は模擬試験も受験しませんでした。
なぜかと言うと予備校が模擬試験を実施している時期は、私はまだ過去問すら全部解けてなかったから。
そんな状態で模試を受けに行くのはただの自虐プレイです(苦笑)そこまで私はMじゃないですから…。
模擬試験は余力のある人は一度受けてみるのもいいと思います。

が、模試はあくまで模試であって本試験ではありません。
偏差値と点数はあまり気にせず、解けなかったところは過去問とテキストできちんと復習することが模試を生かすコツだと思います。

予備校・通信講座・独学 どれがいい?

個人的には独学でも十分イケると思います(自分も完全独学です)。
何故なら、独学者向けのテキスト・過去問題集が充実しており、また、試験問題や傾向を分析した個人のHPやブログも充実しており、予備校に通わずとも試験対策情報収集が可能だからです。

法律関係の勉強をしてきた方や、他の資格取得を通じて勉強に慣れている方は、その中から自分に合ったものを選べばいいので、独学でもいいでしょう。

どうしても独学ではテキストや過去問が理解しづらい箇所が多いと感じたり、勉強方法がよくわからないと思ったら、その時は無理に独学に固執せずに予備校を利用する方が効率がよいと思います。
通学講座だけではなく、通信講座も多くあります。
どれを選べばいいのか迷うほど選択肢が多くてこれまた悩ましいのですが、「宅建資格の必要性(切迫感)」「どれだけお金がかけられるのか」「法律系基礎知識の有無」「勉強にかけられる時間」などを考慮して選択するといいでしょう。

たとえば、
仕事で宅建資格が必要だけど勉強が苦手(勉強法がよくわからない)という人⇒予備校。
宅建資格は必要だけど、通いやすいところに資格スクールがない、仕事や育児等の都合で学校に通う時間がとれない人⇒通信講座。
あまりお金をかけたくない&宅建を使って仕事をする予定のない人(つまり資格マニアさんですなw)⇒教材費を最小限にした独学コース。

という感じになるのかなと。
結局のところ、勉強は続けられないと意味がないし、合格しないともっと意味がないので、「どうすれば勉強が続けられて合格できるだけの力がつくか」というのがポイントになると思います。
過去問や基本書を読んでみて独学でも大丈夫そうだと判断したらそうすればいいし、とても独学では手におえない…と思ったら予備校に行けばいいんです。

ただ、予備校・通信講座・独学どれを選択したとしても、自力で過去問を解く時間はきちんと確保するようにしてください

宅建は試験の歴史が古く、過去問の出題パターンがある程度決まっています。
合格ラインが30~35点&15~17%の間に収まるように、未出問題+過去問定番問題を組み合わせて出題されます。
運転免許の学科試験やアマチュア無線のように、問題集の答えの丸暗記では対応できませんが、何がよく出題されるのか、どこが問われているのかをきちんと分析して勉強すれば、2~3カ月の勉強で十分合格ラインが超えられるはずです。

逆に予備校や通信講座で知識のインプットをするだけ、講座の受けっぱなしの受け身な勉強法では何年勉強しようとも合格できません。

コメント

  1. みりん干し より:

    MIWAさんはじめまして。
    いま宅建の勉強中の者です。
    基本書と一問一答集を終わってMIWAさんと同じく
    ウォーク問3冊で仕上げようかなと思っています。
    分野別の問題集はTACとかとも比べたんですが、
    ウォーク問は字も大き目だし、練習量は多いほど
    本番では楽かなと思って。3冊の分おカネはかかり
    ますが。
    この本で合格されたMIWAさんから見て足りない部分
    とかってありますか?
    また、Cランク以外は3冊とも完璧で受験という
    感じでしょうか?
    ちなみに漢検準1級もMIWAさんのブログを参考にさ
    せていただき、カバー率とでる順(旺文社)を100
    %(本編のみ・別冊は数回眼を通した程度)まで仕上
    げて170点で合格できました。
    「準1級は180点満点で160点を取ると考える」
    とか、とても参考になりました。
    ありがとうございました。

    MIWAさんも簿記1級がんばってください。
    わたしの周りでは1級所持者が多いのですが、皆さん
    TACか大原に行って1~2回で合格のようです(わ
    たしは2級までです)。
    昔の学生時代の話ですが。
    実際、資格試験を受験してみるとMIWAさんのお話は受験
    指導のプロみたいに的確でスゴイです。

    • miwa@管理人 より:

      はじめまして、コメントありがとうございます。

      >この本で合格されたMIWAさんから見て足りない部分とかってありますか?
      また、Cランク以外は3冊とも完璧で受験という感じでしょうか?

      宅建に関しては、それで特に足りないところはないと思いますね。
      3冊で10年分以上の問題が収録されてるので、この3冊を繰り返しやれば、十分実力はつくと思いますが、最近は問題自体が難化してるとも聞くので、法律系の試験に慣れていないと問題集を解いて理解するのに時間がかかるかもしれません。
      簿記1級はやっぱり独学だとキツイんですよね。
      ただそれは教材の質や量の問題ではなくて、勉強をコンスタントに続けるのが面倒くさいって感じです…。