社会保険労務士試験で独学を勧めない5つの理由

syarousidokugaku

私自身はほぼ独学での学習がメインなんですけど、社労士試験に関して言えば悪いことは言わないから、資格スクールを利用した方が、結果的には短期&Low costでの合格が可能だと思います。

勿論、やりようによっては独学合格は不可能ではありません。
ただ、独学で目指すとなると結構ハードルが高く、途中挫折する可能性が高いのもまた事実です。

既に難関国家資格・検定試験に合格している人や、FP1級、CFPなどを取得している人、実務で年金・医療保険・労働保険に関った経験があるという方なら、独学でも合格点がとれるようになるかもしれませんが、法律や労務に関する基礎知識がない人にとっては時間がかなりかかるので、覚悟が必要です。

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初学者の独学が難しい理由

①試験範囲が広く、選択肢一肢一肢が結構細かい論点を突いてくるので、ついつい難しい論点にハマりやすくなる→その結果、「木をみて森を見ず」という状態になりやすい
②選択式・択一式にそれぞれ科目ごとの足きりがあるため、とりあえず一通り学習しておかないと(特に選択式の)足切りで不合格になる恐れがある。→勉強範囲がおのずと広くなるうえに、捨て問が作れない
③法改正がやたら多くて細かい
④白書科目(労働・社保一般常識)をどう勉強したらいいのかわからない
⑤一般常識の試験範囲が広すぎて対策を立てづらい(そこから選択式が出題されることも多い)


これが宅建やFP、マンション管理士、管理業務主任者などのように、科目ごとの足切りラインがない試験ならば、苦手分野は捨て問にしても差し支えないのですが、社労士試験の場合は各科目ごとに足きりラインが設けられているところが厄介です。

点数を取るのも大変だけど、基準点割れが怖い

択一式の難易度もそこそこ高く、そもそも合計点が足りなくて落ちる人の方が多いのですが、合計点で合格ラインを超えられるようになると、今度は基準点割れ(いわゆる「足切り」ってやつです)で不合格になる人が発生します。

特に選択式の足きり(基準点割れ)は、毎年多くの悲劇を生み出しています。

選択式は、択一式に比べると問題文自体は難しくないものが多く、知っている分野が出題されれば4~5点をとるのは簡単なのですが、知らない問題・見たことがない論点が出題されたらほぼアウトです。

選択式・択一式のトータルで合格点がとれても、選択式足きり1つ、1点が足りなかったばかりに不合格になるという話は枚挙に暇がありません。

合格ラインは、例年選択式が7割・択一式が6割~7割(目安)で合格ですから、これならば合格できるんじゃないか?と思って勉強を始めても、いくら勉強しても、最初のうちは思うように点数が伸びなくて、もどかしい思いを何度もします。(1年目の私がそんな感じでした)

独学にしろ予備校にしろ、ある程度の勉強量は必要

もし、独学で勉強をされる方は、上記にあげた①~⑤の問題点をクリアできるなら、独学でも十分合格できます。自力で解決するのは難しい、効率が悪いと感じたら、そこは素直にスクールの力を借りたほうが、短期間で合格可能だということです。

ただ独学または資格スクール、どちらを選択したとしても、合格までにはある程度の勉強量が必要なことには変わりはありません。

予備校は費用が高い(1年コースでだいたい20万円超)のもまた事実ですし、予備校に行ったからといって確実に合格できるものでもありません。
(高いお金を払って入学しても、結局は挫折して通わなくなる人のほうが多いものです)
なので、最初はとりあえず書店で基本書と過去問買って一通り読んでみて、独学では無理だと感じたら予備校に行くとか、独学では効率が悪そうだと感じた分野については単科の講座を受講するとか、模擬試験は定期的に受験するといった形の期間限定利用でもよいと思います。
何も1年コースや本科生コースなどに通わなければ合格できないってことはありません。
また、独学でも合格点がとれそうだと感じたらそれはそれでいいのです。

私の場合は、③④⑤については自力で対策を立てるのは効率が悪いと思ったので、法改正・白書についてはLEC の単科のDVD講座を受講し、模擬試験だけ受験しに行ってました。
(勿論、LEC以外にも各予備校で単科の講座は開講されていますから、自分にあったものを選んでください)