漢字検定をCBTで受験してみて感じた、メリット3つとデメリット3つ

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漢字検定をCBTで受けてみて感じたことをまとめてみました。CBTで漢字検定を受けてみたい方の参考になればと思います。

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○ 試験日・時間帯が選べる

県によってはそもそも試験会場がないじゃないか!と言われそうだけど、公開試験と日程が合わなくても、自分の都合に合わせて1週間前から50日前までの試験日が選べるのはいいですね。夜の時間帯なら、仕事帰りに試験を受けることもできます。

ただ、会場によっては、土曜や夜の時間帯は定員が埋まりやすいので、早めに申し込んだ方がいいと思います。

○ 試験結果が早く出る

CBTで試験を受けると、10日前後で試験結果と合格証書が送られてきます。

CBTなのに即日発表じゃないのは微妙ですが、記述式の採点もあるのでそこは仕方ないのかなと。

公開試験の場合は結果確認まで30日、合格証書と結果の郵送までは40日かかることを考えると、かなりの時間短縮です。
前述の試験日選択と併せて、このお手軽さがCBT最大のメリットだと思います。

ゴールデン・ウィークを挟んでいたにもかかわらず、試験日からキッチリ10日で結果が届いたのにはビックリ。他の週だったら多分1週間くらいで届くと思われます。

× 問題用紙を持ち帰れない

公開試験で検定を受けると試験問題が持ち帰れるのは当然のこと、検定10日後に標準解答と試験問題が送られてきます。
欠席しても郵送してもらえるそうです。

ところが、CBTでは問題の持ち出し自体が厳禁ですし、標準解答も貰えません。
つまりは試験の復習や答え合わせができないということです。
自分的にはこれがCBTの最大のデメリットだと思います。

また、CBTの成績表に受験者平均点・合格者平均点の記載もないので、その試験の難易度を客観的に判断できる要素が少ないのも、ややマイナス要素です。

△ CBTで受けられるのは7級~2級まで、準1級・1級と8~10級は会場受験のみ

準1級と1級には、読みと書きの混合問題である、「文章題」があるので、「読み問題」と「書き問題」を切り分けるのが難しいのかもしれません。

できたら準1級もCBTで受けられたらいいなぁと思うけど…現時点では、準2級・2級がCBTで受けられるだけでも御の字ですかね。

△ タブレット入力・キーボード入力

ペンタブレット自体は思っていたよりも書きやすかったのですが、解答欄には結構大きめに字を書かないといけないのでちょっと違和感がありました。
(普段書いている字よりも3~4倍くらい大きな字で書いたと思う…)

タブレットはあくまで文字を記憶するだけであり、字が正しく書けているかどうかは目視で判断するそうですが、それでも単純にタブレットで文字を書くのは、当然鉛筆よりも書きづらいです。

あと、タブレットで字を書く→解答欄に答えが反映される ところで若干のタイムラグがあります。
時間にすると1秒にも満たないくらいなんだけど、これが積み重なると結構イラッとするかもしれない。

なので、書き問題については、PBTよりも解答に時間がかかるし、正しく文字が書けているかどうか、鉛筆で書く時よりも結構気をつかいます。
消しゴム機能で部分的に字を消すこともできるけど、結局は全消しボタンばかりを押してましたし。

ただ、読み問題の場合はキーボードで文字を入力していく(書くより速い)ので、読み問題についてはPBTよりもサクサク解答できちゃいます。
勿論ミスタイプに気をつけなきゃいけないけど。

○途中退室ができる

CBTは、試験が終了次第、随時退室ができます。
(一度退室すると再入室はできませんが。)
そういう意味では、CBTはサクッと試験を終わらせたい人にはいいと思います。
…というか、PBTは途中退室ができない、といった方が正確ですね。

まとめ:とにかく1日も早く合格証書が欲しいせっかちさんはCBT、パソコンを使い慣れてない人はPBTで受けましょう。 

おまけ…漢字検定はその検定の性質上、小中高校生の受験生が多いです。
漢字検定を受けてみたいけど、準1級や1級は無理。だけど小中学生の子どもに混じって4級や3級受けるのはちょっと抵抗がある…」と躊躇してしまう大人様にもCBTでの受験をオススメしますw

まぁCBTも小中高生の受験生が多いんですけど、少なくとも「子どもばかりの教室で自分1人だけが大人」みたいな肩身の狭さはあんまり感じないで済むはずです。

試験を受けるときは個別のブースで仕切られていて、他の受験生の様子はあまりよくわからないですしね。

※2017年追記
漢検CBTは現在、CBT-Solutionsに運営を委託しています。
日本漢字能力検定(コンピューターテスト) | CBT-Solutions CBT/PBT試験 受験者ポータルサイト

従来のCBTでは受験会場のない都道府県もあったようですが、これによって全国47都道府県で漢検CBTの受験が可能となりました。また、実施日時も増加しているので、以前に比べると利便性はかなり改善されたのではないかと思います。

コメント

  1. わたる より:

    みわ先輩の受験日記はいつも明快で役に立ちます。

    実は、私はみわ先輩が資格に合格していくことに対して複雑な心境です。

    なぜなら、みわ先輩がますます上の世界に行ってしまうんじゃないかと思うからです。

    つまり、今は私ごときのコメントに返事をしてくれますが、どんどん別次元の世界の人になって相手にもしてもらえなくなるような気がしますからです。

    だからこそ、私も日々努力してみわ先輩に離されないように頑張ります!

    • 山崎 より:

      わたるちゃん。聞いて。落ち着いて聞いて。

      みわ先輩はそんな人ではありませんよ。

      それは、みわ先輩の熱烈なるファンである、わたるちゃん自身が一番わかっているハズ。

      そんな邪心が芽生えるのは、暇があるからです。

      机と椅子、若しくはちゃぶ台に体を縛りつけて勉強あるのみです。

      事業再生アドバイザーの合格証を手に、みわ先輩を振り向かせなきゃ。

      がんば。

    • miwa@管理人miwa@管理人 より:

      >わたるさん・山崎さん

      基本的には、根拠のない誹謗中傷やスパマー以外には、できるだけきちんと対応するように心がけています。

      芸能人ブログのように、コメントの数が数十・数百単位になって私のキャパが超えない限りは、いただいたコメントには必ず何かしらの返信はしますので、どうぞ安心してコメントください。

  2. 山崎 より:

    みわ先生。はじめまして。

    みわ先生はスマホアプリのStudy plusをやっていますか?

    学生が多いですけども、社会人の方もそれなりにいます。

    学習記録をつけたり、勉強法などを共有したりするのですが

    みわ先生のことですから、既にご存じのことと思います。

    もしやっているのなら、友達になりたいです。

    宜しくお願い致します。

    • miwa@管理人miwa@管理人 より:

      >山崎さん

      はじめまして コメントありがとうございます。
      Study Plusは知ってますが、アプリはインストールしていませんね。
      せっかく誘っていただいたのに申し訳ありません。

      現時点でtwitterとblogの管理で精いっぱいなので、これ以上SNSを増やしたら中途半端というか勉強の方に支障がでそうです(苦笑)

  3. わたる より:

    わたるは、資格マニアになるということはとても孤独なものと思ってました。

    資格マニアの人は排他的な人が多いと思ってました。

    でも、それは間違いでした。

    みわ先輩も山崎さんもとても優しいです。

    それを知ることができたのは、みわ先輩のブログがおかげです。

    涙を我慢してます。

    • miwa@管理人miwa@管理人 より:

      >わたるさん

      う~ん。資格マニアだからといって排他的ってこともないかと(苦笑)
      マニアであろうがなかろうが、勉強仲間はいるにこしたことないですしね。

  4. みなみママ より:

    みわ様

    初めてお便りさせていただきます。
    今日はお礼をさせて下さい。

    今年の3月に建設業経理士1級の「財務諸表」を受けてどうにか
    合格出来ました!

    その前は「原価計算」を受けましたがこれは特に問題なく合格でした。
    「財務諸表」も計算問題は大丈夫そうだったけど理論で行き詰まって・・・
    で、ネットで勉強方法を検索してこちらに辿り着きました!

    みわ様の

    『どうしても理論が不安、確実に合格点がとれないのは困る!もう後がない!という人は、日商簿記1級・全経簿記上級用の理論用テキスト(ポケットサイズのもの)を一通り読んでおけばいいでしょう。』

    を見て早速購入!で、どうにか合格出来ました!
    本当に感謝の気持ちで一杯です。多分、これをやってなかったら落ちてたと思います。

    次回は最後の「財務分析」!気を抜かずに一発合格目指して頑張りたいと思います。

    みわ様の更新、毎日楽しみに読ませていただいてます。
    これからも頑張ってください!

    読んでいただいてありがとうございました 

    • miwa@管理人miwa@管理人 より:

      >みなみママさん

      コメントありがとうございます。
      建設業1級財務諸表合格おめでとうございます。

      確かに財務諸表は計算は難しくないけど、理論が厄介なんですよね…。
      自分が建設業1級を受験したときはポケットテキストは使わなかったのですが、後で日商簿記1級の勉強をしていた時に理論用のポケットテキストは結構使えそうだなと思ったわけです。

      ラスト1科目は財務分析なんですね。
      財務分析は計算である程度得点を稼ぐのが手っ取り早いのですが、公式を暗記するだけではなく、公式の分解、その分析の目的・意味、数値が意味しているものをセットで覚えると、問題1・2・5の理論対策につながります。
      あとは建設業界全体の財務構造の特徴(固定資産少ない、流動資産・流動負債が巨額、自己資本比率は低め、など)をおさえておくといいですね。

      ラスト1科目、合格できるよう頑張ってください。応援しています。

      • みなみママ より:

        みわ様

        詳しいアドバイス、ありがとうございました!

        今はまだ子供が小さく時間短縮勤務中で、限られた時間しか勉強出来ないので本当に有難いです!

        と言うか、いつも『凄い人だなぁ…』と尊敬してた方から返事が頂けた事が一番嬉しく感動しました…ありがとうございました。

        11月、またお礼が言える様に頑張ります。
        みわ様も頑張って下さい❗

      • miwa@管理人miwa@管理人 より:

        >みなみママさん

        いやいやいや!子育てしながら勉強している人のほうがよっぽどすごいですよ(汗)
        私のはしょせん道楽の延長ですから…。

  5. うり より:

    初めて書き込みします。今はどうなっているのか分かりませんが、5年ほど前に私が受験したときは前半と後半で分かれていて、後半に行ったら前半の見直しができなかった記憶があります。この仕組みもデメリットと言えるのかも知れません。

    • miwa@管理人miwa@管理人 より:

      >うりさん
      コメントありがとうございます。
      確かに前半と後半(キーボード入力問題とタブレット入力問題、ということですよね?)がわかれていて、後半に進むと前半のキーボード問題に戻れないですよね。
      うーん。準2級になると、キーボードで入力するのは漢字の読み問題と熟語の構成くらいしかないので、そこまでデメリットでもないかなぁと思いました。

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