漢字検定準1級合格にあと一歩届かない人のためのリベンジ勉強法


問題集の勉強をちゃんとやれば受かるとはいえ、意外と侮れないのが準1級。
準1級の勉強法に、いくつか補足説明をしたいと思います。

※タイトルはリベンジ勉強法ですが、準1級初受験の人にとっても、カバー率問題集や本試験型問題集をマスターした後に取り組むと、得点力が数点upすると思います。


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序章①:まずはカバー率測定問題集をマスターする

まず前提条件として、準1級は市販の問題集(カバー率問題集・本試験型問題集・過去問題集)に載っている問題が全部解けるようになれば、合格点を取れる力は十分身につきます。

ただ、準1級の本試験では、200点中10~20点は問題集で見たことがないであろう、ノーマークのところから問題が出ます。
(実際、準1級でも満点合格者は殆ど居ないのが、その証拠でしょう。)
そのため、既存の問題集の勉強をしただけでは、あと数点が足りなくて不合格になってしまう人も少なくないです。

そこで、「カバー率や本試験型問題集をちゃんと勉強したにもかかわらず、合格点まで数点足らずの150点台で不合格になってしまった人」が、次の試験で160点の合格ラインを突破するためには何を勉強すればよいのか?を考えてみました。

序章②:過去の結果通知表を見直す

次回試験の準備は、過去の試験結果通知表と、試験問題用紙でもって、自分の弱点をしっかりと把握するところから始まります。
次の試験までに、弱点と指摘された分野については重点的に復習して、余計な失点をしないようにしてください。

とりわけ
①受験者平均点を下回ってしまった問題
②8割以上の得点が取れなかった問題(※合格者平均点が8割を切っている場合は除く)

この2つを重点的に復習することが大事だと思います。

2級漢字の書取練習をする

準1級では、誤字訂正や共通漢字、類義語・対義語の書取などで、2級配当漢字をつかった熟語の知識も必要です。(※例は漢検のHPに載っている例題から引用)

誤字訂正の例

答え:1・販→頒、2・功→巧、3・聞→分、4・尺→灼、5・走→踪

誤字訂正や共通漢字の書取問題が6点以下だった人、2級を取得してから時間が大分経っている人は、2級の問題集にのっている漢字・熟語の書取練習をしておくといいと思います。

直近3~5年以内の過去問題を解く

現在本屋で売られている1級/準1級過去問題集には、直前1年分の問題(3回分)しか収録されていないのですが、試験対策上では、3年分(9回)~5年分(15回)くらいはやっても損はしないと思います。

準1級のカバー率測定問題集(第2版)は2014年発行なので、(この問題集でカバーしきれていないであろう)2014年~2016年度の過去問は別途入手して、模擬試験として解いてみるといいでしょう。

なお、一昨年以前の過去問は、amazon、ファミマプリント、国会図書館複写サービスなどを利用すれば入手できます。

参考:
amazon マーケットプレイスでの検索結果

ファミマプリント「漢検過去問 コンビニ版」
1回につき300円(税込)

国会図書館複写サービス

※1級/準1級問題集請求記号、準1級問題・解答の該当ページ
平成27年度問題集(平成26年度第1回・第2回・第3回問題収録)
請求記号:Y54-L4011
問題・第1回:P16~19、第2回:P20~23、第3回:P24~P27
解答・第1回:別冊P2~3、第2回:別冊P4~5、第3回:別冊P6~P7

平成28年度問題集(平成27年度第1回・第2回・第3回問題収録)
請求記号:Y54-L6258
問題・第1回:P16~19、第2回:P20~23、第3回:P24~P27
解答・第1回:別冊P2~3、第2回:別冊P4~5、第3回:別冊P6~P7

平成21年度版~平成28年度版問題集の請求記号一覧↓


ちなみに、1級の過去問を請求したとき、平成18年度版問題集(平成17年過去問)から現在まで、問題と解答のページ番号は全て同じだったので、おそらく準1級の収録ページも平成17年以降は同じページだと思います。

参考:国会図書館への遠隔複写サービス利用方法について書きました。
(補足)漢検1級の過年度過去問題集を、国立国会図書館で入手する方法

応用漢字の練習をする

1級では応用漢字の練習は必須ですが、準1級でも多少の応用練習はやっておくといいです。

たとえば、読み問題でのみ出題実績のある四字熟語問題について、書き問題での出題を想定した練習を行う
逆に、書き問題で出題されている四字熟語についても、意味と読みversionで出題されてもいいように、意味と読みもセットで覚えます。

特に、読み方を間違えやすい、変わった読み方をする四字熟語は、注意して覚えましょう(読みで狙われる確率が高い)。
例:益者三楽(えきしゃさんごう)、遠塵離垢(おんじんりく)、含飴弄孫(がんろうそん)、黄髪番番(こうはつはは)、夢幻泡影(むげんほうよう

四字熟語が覚えられないときは、漢検四字熟語辞典漢字ペディア四字熟語辞典オンラインなどを利用して、由来となっている故事とセットで覚えるようにするといいです。ちょっと面倒くさいかもしれないけど、意味を知っている方が記憶にも残りやすいです。

「思い込みで間違ったまま覚えている漢字」がないかどうかを確認する

漢字検定では、自己採点では正解としてカウントした問題が×になってしまうことが珍しくありません。
(実際、自己採点よりも数点下がってしまうケースが多いです)

特に、書き問題で自己採点との乖離が大きいときは、正解としてカウントしていたのに不正解になってしまった問題、書き方を間違えたまま覚えている漢字がないかどうかを、今一度チェックしてみてください。

もしかすると、上と下の棒の長さや点をつける場所が間違っている、線が出る/出ないなど、間違えたまま思い込みで覚えている漢字 があるかもしれません。
書取問題は1問2点ですから、間違ったまま覚えた漢字が本番で出ると、ものすごく勿体無いですよ!

ちなみに、私の場合は…【竃】の【土】を【エ】と、【厭】の【日】を【口】と間違えて覚えていたことに、試験の直前1週間前くらいに気づきました(汗)。


で、試験本番では、【厭】を書かせる問題がバッチリ出ましたw危なかった~!

(参考)漢検の過去問題集の7ページから13ページには、解答方法等についての説明があります。

・拗音、促音は小さく右に寄せて書く
・濁点、半濁点をはっきりかく
・字の骨組みを正しく書く
・突き出るところ、突き出ないところを正しく書く
・字の組み立てを正しく書く
・一画ずつ丁寧に書く
・よく似た別の字(または字の一部分)と区別がつくように書く

普段の書取練習でも、漢字は一画ずつハッキリと楷書で書く練習をしたほうがいいです。

(邪道)普通~サービス問題の回にめぐり合うまで毎回受験する

邪道といいつつも、これはかなり重要なポイント。

漢字検定準1級は、合格基準点が8割(160点)固定ゆえに、回によって合格率と難易度の差が大きいです。
準1級で、合格基準点が引き下げられたケースは聞いたことがありません。
今後どうなるかはわかりませんが、「今回は難しかったから合格点を155点にします」という調整は行われないもの、と考えたほうがいいでしょう。

※準1級の合格率データ(漢検HPより引用)



低合格率回:平成27年度第2回9.0%、平成26年度第3回10.6%、平成25年度第3回8.2%、平成24年度第1回3.8%、平成23年度第3回10.9%、平成19年度第2回5.3%

高合格率回:平成28年度第1回25.1% 平成26年度第1回20.1%、平成24年度第2回19.6%、平成23年度第2回22.8%、平成22年度第2回26.3%

このデータからすると、10%以下は「難関回」、15%前後は「普通回」、20%以上は「サービス回」と考えてもよいかと思います。

自分が準1級の勉強をしていた当時も、「カバー率問題集」をマスターした後に「本試験型問題集(成美堂)」の18回分の模擬問題を解いてみたんですが、180点近く取れた問題もあれば、155点くらいしかとれなかった問題もあって、回ごとの点差が大きかったです。
「過去問題集(3回分)」も同様に、175点がとれた問題もあれば、160点を超えるのがやっと…という問題もありました。

このように、準1級はその時々の難易度や得手不得手によって、10~20点は軽く上下変動する試験です。
検定試験で合格するためには、たとえどんな問題がでたとしても、合格点(160点以上)が確実に取れるレベルになるまで勉強するのが理想ですけど、そのレベルに到達するのは現実的には結構大変なことです。

管理人miwaも、準1級受検当時の実力は、10回受けたら8~9回受かるくらいのレベルだったと思います。
もし運悪く平成24年度第1回のような「超難関回」にあたっていたら…さすがに一発で合格できていたかどうか自信がない(汗)

そう考えると、とりわけ難関回(合格率が10%以下の回)で惜しくも150点台で不合格に終わってしまった人は、普通回~サービス回だったら合格点がとれる実力は十分についていると思うんですよね。

過去の合格率データを見ればわかりますが、サービス回が3回連続することもなければ、逆に超難関回・難関回が3回連続することもありません。
良くも悪くも、回ごとの合格率には大きな開きがある(言っちゃ悪いけど当たりハズレがある)のが、漢検準1級の特徴です。

なので、難関回で150点台がとれるくらいのレベルに達した人であれば、仮に不合格になったとしても、間違えた漢字や解けなかった問題を中心にきちんと復習して、それまでと同様の勉強法を続けていれば、合格点をクリアできる回とめぐり合える時が必ずやってくるはず。

運悪く難関回に当たって1度落ちただけで諦めてしまうのは勿体ないです。
せっかく合格点がとれる手前のところまで勉強してきたんですから、せめて最低3回は頑張って受検したほうがいいと思います。


コメント

  1. ピタヤ より:

    思い込みは確かにありますね~((+_+))
    土、士←自分はこれの書き分けが怪しいかもしれません(^^;

    • miwa@管理人 より:

      >ピタヤさん
      普段雑に漢字を書いていると、線の長い・短いとか、点を打つ位置が怪しくなっちゃうんですよね…。

  2. りゅう より:

    みわさーん

    設備診断1級合格しましたー
    39/50で74点でした

    配点は不明ですが常識的な配点だったようです

    合格証書手にするのは約2ヶ月後・・・
    ながいです(・・;)

    直近で受験したい資格もないので勉強の
    モチベーションもあがりません

    弱ったものです(・・;)

    • miwa@管理人 より:

      りゅうさん
      設備診断1級合格おめでとうございます。
      フライング発表のとおりでしたね。
      合格証書が2か月後って…なんでまたそんなに時間がかかるのか不思議。
      受験したい資格がないときは、遊びましょうw
      どうせまた数か月後には勉強しなきゃいけないんだし…。

  3. yumemi より:

    miwaさん、お久し振りです。
    以前miwaさんが準1級合格の際、コメントさせて頂いた者です。
    (159点で不合格でした。成績通知を確認してみましたが、ほとんど合格者の方と
    同じように点が取れていたので、余計に立ち直りに時間がかかりました。)
    その後なかなかスケジュールが折り合わずリベンジ出来ませんでしたが、今度の6月
    再チャレンジします!
    リベンジ記事を掲載してくださって、ありがとうございました。
    とりあえず御礼をお伝えしたくて、コメントしました。
    (今度が難関回になりそうな嫌な気配もしますが……^^;)

    • miwa@管理人 より:

      >yumemiさん
      おひさしぶりですね(ちゃんと覚えていますよ)。
      準1級、リベンジ頑張ってください。
      前回使っていた教材をちゃんと勉強すれば大丈夫だとは思うんですけど、もし不安があるのなら、カバー率+本試験型に、過去問3年(9回)~5年(15回)を追加して勉強すると合格点に届くのではないかと思います。