色彩検定2級とカラーコーディネーター2級の比較

colorhikaku

よく似ているこの2つの検定について、比較してみました。

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色彩検定2級

公益社団法人色彩検定協会主催(文部科学省後援)
・試験の実施時期は6月第4日曜・11月第2日曜
・受験者数は年間14,000人程度、合格率は6割程度
・受験料は10,000円
・合格基準は200点満点中7割前後(問題数は105~110問、1問1点~3点、一部記述式有り)

・ファッションや配色コーディネート関係問題の割合が多い
・慣用色名を覚えるのが少し大変

(参考)試験範囲
「生活と色」
「光と色」…光の性質と色、視覚系の構造と色、照明
「色の表示」…マンセル表色系、色名
「色彩調和」…色彩調和、自然の秩序からの色彩調和、自然から学ぶ配色、配色技法、配色演習の解答例と解説
「配色イメージ」
「ビジュアル」
「ファッション」…ファッション企画、ファッションと配色、繊維、売り場における商品陳列と色彩
「プロダクト」…プロダクトデザインと色彩
「インテリア」…インテリアデザインと色彩、インテリアの配色、インテリアスタイルと色彩、インテリアの素材、インテリアの照明
「エクステリア環境」…エクステリア環境と色彩、エクステリア環境のカラーコーディネーション、住宅のエクステリア環境色彩、住宅エクステリア材料、住宅エクステリアの照明、住宅エクステリアにおける色彩計画の手順
「慣用色名」

カラーコーディネーター検定2級

東京商工会議所主催
・試験の実施時期は6月第3日曜・11月最終日曜(または12月第1日曜)
・受験者数は年間5,000人程度、合格率は3~4割程度
・受験料は7,340円
・合格基準は100点満点中70点以上(※問題数は100問、1問1点)

・色彩文化・歴史、ユニバーサルデザイン、染色、顔料、測色、商品色彩、環境色彩など、知識問題の割合が多い
・慣用色名を覚える必要はない。コーディネートに関する問題も少な目。

(参考)試験範囲
「カラーコーディネーションの意義」
「色彩の歴史的発展と現状」…近現代のデザインとカラーの歴史、色彩の文化史、自然界と身近な色彩的特徴
「生活者の視点からの色彩」…色の見えに影響を与える要因、色の見え方の多様性とカラーユニバーサルデザイン、照明の特性の測定、色彩と照明、色彩の法的規制
「生産者の視点からの色彩」…色材の基礎、色の測定と表示、色の差の測定と表示、流行現象の理論と色彩の流行、色彩の品質管理
「カラーコーディネーターの視点」…色彩の現状把握の目的と調査方法、心理測定法、色彩を伝えるための情報の流れとその変換、色彩の心理的効果、カラーコーディネーションと配色、カラーコーディネーションの実例

難易度の比較・共通して出題される知識

どちらも、公式テキストに書いてあることから出題されるので、公式テキストをちゃんと読めば受かります。
ただ、試験そのものの難易度は、色彩検定2級の方がずっと簡単です。
(というか、公式テキストのページ数だけで比較してみても、カラーコーデ2級は色彩2級の倍以上あるので、単純計算で覚えることが2倍~3倍あるわけですが…)

なお、色の見え方(L錐体・S錐体・暗順応・明順応)、色温度、安全色彩、配色例(ナチュラル配色・コンプレックス配色・トリコロール配色・ビコロール配色・ダイアード・テトラード・ペンタード・ヘクサード・カマイユ配色・フォカマイユ配色・トーナル配色など)といった論点については、どちらの検定でも出題されます。

色彩2級は慣用色名を覚えるのが大変な事以外は、自分の色彩センスや常識でも解けそうな問題が結構多いのに対し、カラーコーディネーター2級は知識問題・暗記問題の割合が多いです。

常識でも解けそうな問題が全くないわけじゃないですけど、その割合は色彩検定2級よりも少ないと感じました。
ただ、慣用色名を問う問題は出ないので、それらについては覚える必要がないのは楽でした。
(カラーコーディネートを仕事にするなら、せめて3級に出てくる色名くらいは覚えたほうがいいのでしょうが…)

カラーコーディネーターというよりは、美術史やデザインに関する知識の試験といいますか、どちらかというと工業・産業的な面が強い感じがしました(まぁ商工会議所が作っている試験ですからねw)

よって、「色彩検定2級」と「カラーコーディネーター検定2級」、とりあえず色に関する検定をとってみたい人には、検定の知名度と難易度を考慮すると、色彩検定2級の方をオススメしたいです。
認定証・合格証も色彩2級の方が豪華ですしね(笑)

ただ、色彩検定2級は資格試験に慣れている人にとっては少々ヌルい難易度なので、もうちょっと勉強の手ごたえが欲しいわというマゾッ気(爆)がある人はカラコ2級のほうがお勧めです
勿論ダブル合格を狙っても全然OKです。

これは余談ですが、「色彩検定」と「カラーコーディネーター検定」以外にも、「パーソナルカラー検定」「色彩福祉検定」「ファッション色彩能力検定」「デジタル色彩検定」「色彩活用ライフケアカラー検定」「カラーデザイン検定」「フラワーカラー検定」「色彩士検定」といった類似の検定試験があります。

似たような名前のカラー系検定、多いなぁ(苦笑)ざっと探しただけでこれだけ出てきましたよ…。
でも、私が今後またカラー系検定受けるとしたら、多分色彩検定1級かな。
2~3級レベルの類似検定を量産するよりも、まず何か1級レベルのものが欲しいので。

コメント

  1. わたる より:

    いつも参考になります。

    私は色の資格は色彩士4級だけもってます。。。

    今年の2月に受けました。

    家で無料でパソコンで受けて一発合格でしたが、簡単すぎてこれを取得した資格に入れていいのか迷ってます。。。

    • miwa@管理人 より:

      >わたるさん
      色彩士4級なんてあるのですね。3級からだと思ったのですが。
      (期間限定なのかな?)
      無料で自宅で受ける試験だったら、私は取得資格には入れないですねw
      (参考記録としてブログネタにはしますが。)
      まぁそれはわたるさんご自身の判断でいいと思いますよ。