日商簿記1級独学勉強法:電卓は「左手打ち」に切り替えたほうがいい!?

自分としては、日商簿記1級受験生(または税理士・公認会計士の受験を検討している人)で、本試験までに3か月以上の時間的余裕があるなら、電卓を左手で打てるように練習することをお勧めしたいです

それは、「日商簿記1級は左手でも右手と遜色ないくらいの速打ちができるレベルじゃないと問題を解くのが間に合わないから」ということではありません。
「半年~2年間にわたる長期間の勉強を継続する」という観点からのお勧めです。


なぜかというと、右手で電卓を叩いて、右手で答えを書き続けていると、右手の指から手首にかけての疲労が蓄積されてしまい、勉強の効率と集中力が低下してしまいやすいからです。

管理人miwaの場合は、2017年7月の電卓検定を受験した後から、2017年11月の1級試験に向けて、電卓を左手で打つ練習を始めました。

2017年7月に、電卓検定の1級と段位をダブルで受験したときのこと。

昨日は、柏木実業専門学校(大和市)にて、電卓計算能力検定1級を受験してきました。 日商簿記1級のスピンオフ受験・第2弾は、電卓です。 電卓検定と簿記検定は試験の性質は違うものの、電卓をもっ...

1級・3級の試験終了と解答用紙の回収が終わった後、約15分程度の休憩を挟み、後半の段位の試験開始です。 前半戦(1級)の記事↓ ところで今回は、1級と段位、あるいは1級と2級の...

前半の1級試験では、どの問題も時間が余った状態で完答できたので、余った時間(2~3分)で右手を休めることができました。

ところが後半の段位の試験になると、時間が全くもって足りません。
それもそのはず、電卓段位の試験は、試験時間は1級と同じ(各問題10分ずつ)ですが、問題の量が1級の2倍になるので、殆どの受験生が全問完答しきれないまま試験時間が終わるのがデフォだからです。

乗算(10分)→問題(解答)提出→除算(10分)→問題(解答)提出→見取算(10分)→問題(解答)提出→複合算(10分)→問題(解答)提出→伝票算(10分)

こんな感じで殆ど休む間もなく、即座に次の問題に移らなくてはいけなかったため、本当に50分間ほぼノンストップで右手をシャカシャカシャカシャカ動かしている状態だったんですね。

なので、段位試験の終盤…複合算・伝票算を解くころになると、右手親指と人差し指の疲労がほぼ限界に来ていたのか、「もういい加減試験が終わってくんないかなー右手が死ぬー動かねー(;´Д`)」と思ってました。
身体はそこまで疲れていないものの、眼と右手の肘から先だけが異常に疲れているという、非常に偏った状態になっていました。

右手の親指でシャーペンを挟んだ状態で4本指で電卓をたたき、答えが出たら、シャーペンを持ち替えて答えを書く。

こんなのを答えが出るたびに延々と繰り返している(それが50分続く)のですから、右手に疲労がたまるのは当たり前である(苦笑)
むしろあんな酷い状態だったのに、二段認定にまでこぎつけられた(ほとんどミスタッチなしで回答できた)というのが今でも信じられないくらいです。


日商簿記1級では、電卓検定1級・段位のように、10桁~12桁の数字を連続してハイスピードで叩くような問題は出ません。

だけど、簿記1級は3時間の長丁場にわたる試験です。
商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算と、いずれの科目も計算量がそこそこ多いし、シャーペンで答えを書く・計算過程のメモの量も多いです。
また、合格点に達するまでに必要な勉強期間も長いです(*個人差はありますが、社会人が1日あたり1~3時間勉強するとしたら、日商簿記2級合格から概ね半年~2年くらいかかります)。

右手にかかる負担の蓄積を考えると、電卓は左手で叩けるようにしたほうがいいかもしれない。
右手だったらシャーペンを親指で挟むので4本指打法になってしまうけど、左手だったら5本指がフルに使える。

もしかしたらまた電卓検定を受ける機会があるかもしれないし、せっかくだからこの機会に、左5本指打ちをマスターしておいても損はないだろう…と思ったのです。

そして、デスクトップタイプの電卓から、ジャストサイズの実務電卓に買い替えました↓

電卓検定を受験するときも、左打ちの練習をしようかな…と思い、試しに左手で問題を解いてみたんですが、この時使っていた実務電卓はデスクトップタイプのものでした。

DKタイプの電卓は、0(ゼロ)キーの位置が1の下にあるので、左手の薬指で7・4・1・0キーを打つのは、かえってスピードと正確性が落ちてしまうと判断し、電卓検定では右打ち・右書きでしのいでいたんですよね。
(※この時は、農業簿記検定1級の2週間後に電卓検定があったこともあり、電卓を買い替えて手に馴染ませる余裕がなかった)

実際、左手打ちに切り替えた当初は、電卓を買い替えた(キーの配置が異なる)ということもあってか、思うように指が動かなくてとてもじれったかったです(特に薬指と小指!)。

それでも、1か月、2か月、3か月…と簿記の問題を解いていく過程で、2018年6月試験の時点では、右手打ちの9掛けぐらいの速度で電卓が叩けるようになりました。

左手で電卓を打って、右手で答えを書くようにすると、右手と左手に疲労感が分散されることから、右手の親指にかかる負担は間違いなく軽くなりました。

とはいっても、休日に6時間くらいノンストップで過去問題を解いた時は、さすがに右手が痛くなりましたが(そりゃそうだwww)。

でも1級の本試験の時間は3時間なので、2~3時間くらいであれば、全然大丈夫です(笑)
あと、シャーペンをいちいち持ち替えなくてもいい(右手で握ったままでいい)というのが、わずらわしさがなくていいと思いました。


改めて言いますが、左手(利き手でないほうの手)で電卓が打てなくても、簿記1級の試験には受かります。

でも左手でも右手と遜色ないレベルで電卓が叩けるようになれば、右手親指にかかる疲労の軽減(腱鞘炎の予防)には間違いなく役に立ちますし、引いては長時間勉強の集中力も途切れにくくなります。

なので、何が言いたいのかというと、現在簿記1級受験生で、右手である程度のスピードで打てる人だったら、電卓の左手打ちの練習をしておいても損はないということです。

とりあえず1か月くらい練習してみて、やってみたけど上手くいかなければ、従来の右手打ちに戻せばいいですし、コレはイケそうだな…と思えば継続して練習すればいいのです。

うまくいけばラッキー♪くらいの気持ちで、トライしてみてほしいです。
(もちろん、本試験まで時間がなければ、無理しなくてもいいです。あくまで時間的に余裕があれば、の話です。)

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参考:テキスト・問題集・スクール講座へのリンク
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ネットスクール 日商簿記1級web講座
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コメント

  1. 88_73 より:

    私は商業科のある高校で電卓を購入(否応なしにクラスで一括強制購入)させられて、おまけに簿記の授業では左手打ちでやる事になりましたので、ウン十年経過した今でも、右利きでペンを持ちながら左手で計算をすることに慣れていますね。

    確かに片手が空いているのなら、休ませておくのは非効率なので、両手で効率よく計算を進められれば、それなりに速度は上がりますね。

    ちなみに・・・今でも高校時代の電卓を持ってますが、内蔵電池が数年で寿命を迎えるので、1回、電卓の裏蓋を開けて電池交換したことがありますw 

    • miwa@管理人 より:

      >88_73さん
      簿記の授業で強制左打ち練習!
      高校生の時から左手打ちを仕込まれていたらそりゃ強い(笑)
      ある意味うらやましいです。
      速度アップというよりは、右手の疲労蓄積度の軽減という観点から、左手も使えるようにしておいて損はないと思いました。
      最初はミスタッチも多いし、ゆっくりでしかタッチできないんだけど、慣れれば右手と遜色ないレベルにはなるもんですよね。
      だから余力があれば、2級の受験の時から左打ちを練習してもいいんじゃないかなと思っていますよ。

  2. エビアン より:

    自分の場合、クロスドミナンスで電卓は初めから左利きですー
    因みにペンは右

    どこかで間違えて純利益が合わなくなってしまった場合など、計算量が多くなってくると、電卓を打つ手も段々と疲れてくることもあるので、両方の手を効率よく使えるようにしておくと何かと便利ですよね

    • miwa@管理人 より:

      >エビアンさん
      こちらも左手電卓ユーザーが(゚∀゚)!
      自分ももうちょっと早い段階で左打ちに切り替えたらよかったかなと思いましたが(それこそ2級の受験生の時とか)、このとき買い替えた実務電卓はデスクトップタイプのもので、左で打つにはちょっと大きすぎたんですよね。最初からジャストサイズタイプのを買えばよかった!
      今は仕事で電卓を使うときも左打ちですが、職場では電卓の速叩きはあまり求められていないような。excelで数字を打ち込むことが大半ですからね。

  3. シーラ より:

    電卓右手、鉛筆左手が最強、の、はず…(いまさら無理)
    左手用電卓って作ったらどうなんだろう。自作電卓の持ち込みは禁止されてないですよね?・・・

    • miwa@管理人 より:

      シーラさん
      うちの母上様とおなじことを言ってますね>右手で電卓を叩いて、左手で文字を書く
      でもそれだと、右手で電卓を叩く速度はいいんですが、文字を書く左手がうまくいかないんですよね。
      自作電卓…とりあえず日商簿記の規則に違反していなければいいと思いますが、その発想はなかった!

  4. そよ風 より:

    miwaさん
    こんにちは。
    経理実務士のために先日全経1級を受けると話したものです。
    無事合格しました。
    あんなに冷や汗が出ていた試験は初めてでした。

    電卓といえば、二本指打法です。
    左手を使うことも一時は考えましたが、結局右手でした。二本指で日商1級、税理士試験も通過できたので人それぞれということでしょう(笑)

    私のコツは「全力で打たない」ということです。8割のスピードが目安で、電卓のスピードを上げるよりは判断や読解のスピードを上げましょうねと言いたくなってしまいますが、それは別問題?

    • miwa@管理人 より:

      そよ風さん
      全経1級、合格おめでとうございます。順当に合格ですね。
      受かって当たり前だと思われている試験を確実に合格するのは、別のプレッシャーがありますよね(汗)
      二本指!それで電卓の早打ちができるのは別の意味ですごいと思います。
      私も、日商簿記を受ける上では、電卓のスキル云々は二の次、電卓検定段位ほどのハイスピードは求められていないと思っています。
      どんなに電卓を打つのが早くても、そもそも問題文がちゃんと読めなければどうしようもないですし(苦笑)
      そのあたりのことはまた別途書く予定です(*’ω’*)