第二種電気工事士技能試験直前に作成した候補問題と注意点(平成27年度no.1~3)

平成27年度に技能試験を受験する際に、候補問題13種類の複線図・再現工作(試験直前に自宅で作ったもの)・技能講習時に指摘されたこと・自分的にココに気をつけたほうが良いと感じたこと等をまとめました。

①No.1~3/②No.4~7/③No.8~10/④No.11~13

年度によって多少は施工条件に変更があるものの、二種電気工事士技能試験では例年ほぼ同じような趣旨の課題が出題されます。

器具付けに手間がかかる問題
結線作業に時間がかかるタイプ
13課題中1~2つしか出ない器具・ケーブル(特徴)

など、28年度以降の受験生にとって、「どんな課題が出るのか」「これを40分以内で作るのか」などの参考資料にしていただければと思います。

なお、難易度(★1つ~★5つ)は、「トータルの作業量」「電気回路の理解のしづらさ」「重大欠陥リスク」「施工条件の読み落としリスク」などを総合した、管理人の個人的ランキングと捉えてください。

※「ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士 技能試験すい~っと合格(2015年版)」の施工条件で作成しているため、本試験での施工条件と異なる点があります。

※写真では、絶縁被覆に白っぽいものがいくつか映っていますが、絶縁被覆のキズではなくて、外装を剥いだ後に残った粉?です。

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○各年度の候補問題(単線図) pdfファイル

平成28年度候補問題
平成27年度候補問題
平成26年度候補問題
平成25年度候補問題
平成24年度候補問題
平成23年度候補問題

No.1 3灯3点滅器回路

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難易度 ★★★☆☆
器具付け ★★☆☆☆
結線作業 ★★★★☆(8箇所)
複線図が混乱しやすい ★★★☆☆
平成22年度No.11(出題)、28年度上期出題

・位置表示灯内蔵タンブラスイッチ1個・タンブラスイッチ2個。
・一見すると簡単そうに見える課題で、器具付け作業は比較的楽な反面、最後の結線作業に手間どるタイプの課題。
(どの電灯とどのスイッチがつながるのか、焦ると結線ミスをしやすい。また最後の見直し作業でも、どことどこがつながっているのかを確認しづらい。)

・結線作業を確実にするためにも、前半の器具付け作業はスピーディーに終わらせること。
・ランプレセプタクルよりも、スイッチ(イ・ロ・ハ)のケーブル接続を先に終わらせておくとよい。

※H28年公表問題では、電源側のVVF2.0×2ケーブルが、エコケーブルに変更されている。
※H29年度:28年度問題から変更点なし

No.2 2口コンセント・パイロットランプ(常時点灯)

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難易度 ★☆☆☆☆
器具付け ★★☆☆☆
結線作業 ★★★☆☆(6箇所)
平成24年度下期出題(No.4)、28年度下期出題 )

・パイロットランプの接続(常時点灯…電源と並列につなぐ)さえ間違わなければ、器具・結線とも比較的作業量が多くなく難易度が低めの課題。
・自分的にはサービス問題の一つ。
・唯一の難点は、ジョイントBがリングスリーブ接続を指定された場合、接地側(白)・非接地側(黒)ともに中スリーブを使って、4本の結線しなければならないところ。
・2口コンセントがコンセント×2で出題された場合は、それぞれに白・黒のわたり線でつなぐ。

※H28年度候補問題では、器具の配置が入れ替わっている(平成24年度下期と同じ配置)が、使用する器具や線の変更はないので、作業工程はほぼ同じ。
(ただし、配置の移動にともない、結線で使用するリングスリーブやコネクタの変更がある。)
※H29年度:28年度問題と同じ(変更点なし)

No.3 3灯2点滅器回路

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難易度 ★★☆☆☆
器具付け ★☆☆☆☆
結線作業 ★★★★☆(7箇所)
ケーブルの外装剥ぎ ★★★★☆
平成26年度No.4(※上期土曜出題)

・No.1と類似した課題。
・エコケーブルの外装と絶縁被服が硬くて剥ぎ取りづらい(電線がスッポ抜けることがある)ということを除けば、難易度は低めの課題。
・No.1ほどではないが、結線箇所がやや多いので、前半の器具付け作業は早めに終わらせること。
結線で唯一気を付けるべきポイントは、2本小(電源側からの非接地線とスイッチの黒線)と、2本○(スイッチ・ロとシーリングからの返り線)を間違えないこと、くらいでしょうかね。

※H28候補問題では、この課題はNo.1の3灯3点滅と統合されて消滅。
そのかわり、タイムスイッチ接続の問題が平成24年以来、4年ぶりに復活した。
※No.3(タイムスイッチ接続):28年度問題と同じ(変更点なし)

①No.1~3/②No.4~7/③No.8~10/④No.11~13


コメント

  1. こんばんわ

    今日本屋に行ったら、U-CANの速習レッスンシリーズが
    乱発気味になっていてちょっと驚きました。
    私が知っている限り「前はこんなのなかった筈だけどな。」
    と言うのが以下のものでした。

    (1)危険物甲種・丙種
      私は乙12356はこのシリーズでお世話になった。
      イラストの「眼鏡萌え先生」が気に入ってたので、
      甲種受ける時もこれにしようと思ってたけど、当時はなかったんだよな。
      でも今回登場した甲種速習レッスンには「眼鏡萌え先生」はいなかったな。

    (2)電験三種
      オイオイ。こんなのまで出したのかよ。
      しかも表紙が黒背景に黄色文字って、
      オーム社の合格ドリルと一緒じゃねえか。
      速習レッスンを教科書にして、
      他社のドリルで演習やれってことか?

    (3)FP2超速習レッスン
      「超」と名が付いてリニュアルしたのかと思いきや、
      普通のFP2速習レッスンも相変わらずあるじゃん?何なんだ?
      U-CANの販売戦略が全く解からん。
      ここの販売士の速習レッスン選択はパスだな。やらんけど。
     
    (4)第二種電気工事士(筆記)
      そして遂にはコイツまで登場してしまった。
      見境ないなー。

    こんなに乱発して資金回収できるのか?U-CAN。
    芸能人の広告宣伝費だって馬鹿にならないだろうに。

    • miwa@管理人 より:

      >資格チャレンジ初心者さん

      ユーキャンの速習レッスンシリーズ!
      FP、電験、二電工、危険物。
      元々は通信講座で展開していたものばかりなので、まったくゼロからの新規参入というわけでは無いと思いますよ。
      通信講座のテキストを、一般書籍向けに編集したって感じじゃないでしょうかね。
      ユーキャンの速習レッスンシリーズは比較的使いやすいので、実は結構お世話になっています。問題集は左右見開き型で自分好みだし。
      ただ、二電工は「すぃーっとシリーズ」が一番使いやすいかなという気もします。

      • >通信講座で展開していたものばかりなので、
        >まったくゼロからの新規参入というわけでは無いと思いますよ。

        あ、いや、ノウハウの有り無しや中身の良し悪しよりも
        同じ出版会社で同じ目的の違う教科書を出したり、
        既に競合の多い分野に中途半端(筆記だけ)に参入したりとかするのは、
        本屋とかの棚割占有率を上げたいんだろうけど、
        それは同時に不良在庫を抱える(確か本屋は一定期間売れない一定量は返品できた筈)
        リスクを抱えるわけで、ちょっとそれに傾いてんじゃないのと思いましてね。
        もっと端的に言えば、UーCANいつか突然倒産するんじゃねえのか?
        と思ったわけです。貴殿が

        >二電工は「すぃーっとシリーズ」が一番使いやすいかなという気もします。

        とおっしゃるように、「二電工ならすぃーっとシリーズ」との
        デファクトスタンダードができ上がっている分野に、
        いくらブランド力があるとは言え、
        後から参入するのは、おい大丈夫かと思いますね。

      • miwa@管理人 より:

        >資格チャレンジ初心者さん

        一般の書籍も販売するのは、広告の一つと考えているのかなと思いますよ。
        実際のところ、テキストの出来はそれなりに良いものが多いので、書籍のクオリティーを見て、これだったら通信講座も期待できそう、と思わせるのがポイントじゃないかな。
        ただ、書籍との値段のバランスを考えると、通信講座はもうちょっと安くてもいいんじゃないかなーと思ったりします。
        あるいは音声か映像系の教材をもう少し強化してもらえるといいなと思いますね。

  2. 甲種危険人物 より:

    miwaさん、こんにちは。
    私が26年度に不合格になった№3(26年度当時の候補問題№4)には、いまだに苦い思い出があります。(苦笑)
    今となっては明らかにスキル不足だった当時の自分でも、「簡単な問題が出てラッキー!」と思いましたが、それと同時に「これを落としたら、これより簡単な問題は当分は出ないだろうな」とも思い、変にプレッシャーがかかって急に緊張しだしたのをよく覚えています。
    ほぼ丸暗記で理屈抜きで覚えた複線図は何とか書けましたが、当時はその課題が40分ギリギリで何とか間に合う程度のスキルでした。実際に、完成した直後に終了の合図があり、見直しの時間は全くありませんでした。それでも、合っているかどうかは別にして、何とか時間に間に合わせた安堵感の方が大きかったですね。
    試験用紙に書いた複線図を後で見直しても、それ自体には間違いは一切ありませんでした。今となっては、「あの緊張感の中、当時の低いスキルでよく間違わなかったな。」と不思議に思いますが、図の通りにはしっかり施工し、誤結線はしていない自信はあったので、「これで多分受かっただろう」と安心していたのが、約40日後の合格発表で地獄へ引き摺り下ろされることになります。
    どこを間違えたのか、そのチェックすら時間がなかったので、逆に落ちた実感が湧かず、どこが欠陥なのかが一切不明で心当たりがなく、それでいて不合格という最悪の結果でした。
    ここから翌年27年度に再挑戦する訳ですが、昨年はビル管試験の勉強で覚えることが山積みすぎて、上期の時期は二電工どころではありませんでしたね。そのため、27年度は上期から下期へ受験時期を変更したので(しかも「筆記免除を申請してなかった」という要らないオチまで付きましたw)、リベンジまでの1年4ヶ月以上もの間、ホント気が狂うほど長く感じましたよ。w

    • miwa@管理人 より:

      >甲種危険人物さん
      26年に受けた課題は3灯2点滅だったんですね。確かにあの課題は13課題の中では簡単というか、基本的な課題という感じがしますよね。

      >どこを間違えたのか、そのチェックすら時間がなかったので、逆に落ちた実感が湧かず、どこが欠陥なのかが一切不明で心当たりがなく、それでいて不合格

      それはショック倍増だわ(悲)

      複線図は間違っていないけど、見直しの時間が全く取れなかった…ということは、もしかすると、リングスリーブの刻印を間違えてしまった(○と小)、スイッチ(イ・ロ・ハ)の返り線を間違えてしまった、差込コネクタに電線がちゃんと刺さっていなかった、スイッチやシーリングから電線が見えてしまったとか、そういう自覚のない欠陥がどこかしらにあったんですかね。今となっては真相は闇の中ですけど。
      ただ、実技試験って、時間に余裕があって、キッチリと見直しをして、それでもなお一抹の重大欠陥に対する不安が…と言っている人の方が受かるのかもしれません。

  3. 受験生A より:

    こんにちは。
    今春の受験の備え、講習会で技能の練習をしています。

    外装剥ぎ取り寸法で習得できないものがあり、アドバイスをお願いしたいのですが、
    よろしいでしょうか?

    1)ケーブルの外装はぎ取り寸法でシース剥ぎ取り寸法はわかるが、
     絶縁被覆の剥ぎ取り寸法がわかりません。

     シーズ剥ぎ取り寸法はかずわん先生のホームページで覚えました。
     ですが、絶縁比較の剥ぎ取り寸法が頭に入りません。
     ものではからないようなので、どう覚えるのがいいでしょうか?

    2)器具間の長さがどこをはかっているかがわかりません。
     はぎとっていないシースの長さと思っていいでしょうか?
     シースが極端に短くしてしまっています。
     多分、剥ぎ取り前のケーブル全長で測ってしまっていると思います。
     
     ケーブル全長は 器具の接続部分の剥ぎ取り寸法+ 剥ぎ取らない試験で指定された長さ + もう片方の器具の接続部分の剥ぎ取り寸法と思っていいでしょうか?

    • miwa@管理人 より:

      >受験生Aさん

      絶縁被覆の剥ぎ取り寸法は、
      ・スイッチ・シーリング・コンセントの接続→絶縁被覆は2センチくらい剥ぎ取って、ペンチの幅に合わせて余分な電線を切断する
      (あるいは、スイッチやシーリングについているスリットに合わせて剥ぎ取る)
      ・差込型コネクタ結線も同じ。絶縁被覆は2センチくらい剥ぎ取って、ペンチ幅よりも気持ち1~2ミリ多く切断(※コネクタによって微妙にサイズが違うので…)
      ・リンスリ結線は、3センチ弱剥ぎ取る→スリーブで結線→飛び出てる電線の先端をまとめて切断する
      ・輪作り(ランプレセプタクルと露出型コンセント)は、レセップの長さで外装を剥ぎ取る→絶縁被覆を2センチくらい(露出型コンセントの場合は1センチ)残して被覆を剥ぎ取る→輪作り

      配線図上の寸法は、器具の中心からジョイントボックスの中央までの距離だったと思いますが…ちょっとうろ覚えなので詳しくはテキストで確認してみてください。
      ちなみに、私は器具先付け方式(ケーブルを切る前にスイッチやコンセントを接続してからケーブルを切断する)で習っていたので、あらかじめケーブルの寸法をメジャーで図って切断する…ということはしていませんでした。
      寸法を図るときは、手や指、器具を利用して図ってました。

      • 受験生A より:

        miwaさん、ありがとございます。

        剥ぎ取り寸法の方は残す絶縁被膜長さが覚えられなかったのですが、
        ある程度器具で決まっているようなので覚えます。

        器具間の長さはかずわん先生の技能の本で何か書いてありますね。
        今受けている講習会はかずわん先生方式に近いのですが、若干教え方が違うので、
        いろいろなサイトを見るとわからなくなりますね。

        これと決めて覚えたいと思います。
        いつも試験前の勉強で迷ってしまい、身に付かないので、
        今回は迷わないようにしたいと思います。
        ありがとうございました。

      • miwa@管理人 より:

        >受験生Aさん

        絶縁被覆を「残す」量の方ですか。

        ・電線の結線(コネクタ・スリーブ両方とも)…特に決まりはないものの、短いよりは長いほうが結線作業はやり易い&間違えた後のリカバリがきく。
        ただ、最低2センチ以上残っていないと重大欠陥になる。
        (本来ならテープを巻く必要があるので、最低でもテープ幅の2センチは確保する)

        ・シーリング→ヨコから絶縁被覆が見えないようにする(残す量は6~7ミリくらい?)

        ・レセップ接続→
        台座から電線を通す→ネジに止めることになるので、そこから逆算すると結果的には2センチくらい残すのがちょうどよい。
        絶縁被覆の量が短すぎるとネジに届かないし、長すぎると電線がはみでる(試験ではカバーはつけないけど、本来ならレセップにはカバーがついていて、カバーがしまらないくらい電線がはみ出ていると軽欠陥をとられます)

        それ以外は、スイッチカバー(取り付け枠)、端子台や器具と同程度の長さが確保できていればOKだったはずです。
        どこからどこまでが重大結果・軽欠陥にひっかかるのか、どういう理由で欠陥にひっかかるのかを意識して覚えるといいですよ。